シクロペンタシロキサン(シャンプー成分事典）

シクロペンタシロキサンは、環状シリコーンの一種で、常温でも蒸発する揮発性がある合成ポリマーで、油液ですが、べとつきがなく使用感がさっぱりしています。

他の成分との相溶性があり、薄く広がり伸びが良く、さらっとした感触を付与することから、油性基剤として化粧品だけでなくアウトバストリートメントなどにも広く使用されています。

また、シリコンですからシャンプーに配合されている場合、すすぎ時に髪が絡んだりきしんだりすることがなく、乾いた後は髪の表面を滑らかにし、まとまりをよくします。

サラサラ感があり、摩擦を抑えるので枝毛防止になり、コンディショナーやトリートメントにもよく配合されています。

シクロペンタシロキサンの特徴

環状シリコーンの一種で、常温でも蒸発する揮発性がある合成ポリマーです。

油液ですが、べとつきがなく、使用感がさっぱりしています。

シクロペンタシロキサンが化粧品などに配合される目的は

・油性基剤

・溶剤

などがあります。

油性基剤

シクロペンタシロキサンは低粘度の揮発性オイルで、他の成分との相溶性があり、薄く広がり伸びが良く、さらっとした感触を付与することから、油性基剤として化粧品だけでなくアウトバストリートメントなどにも広く使用されています。

サラサラ感があり、摩擦を抑えるので枝毛防止になり、コンディショナーやトリートメントによく配合されています。

溶剤

シクロペンタシロキサンはシリコーン系皮膜形成成分を溶かす溶剤として使用されています。

溶剤のシクロペンタシロキサンが揮発することによって形成された皮膜は、撥水性や潤滑性をもち、耐水性が高まり、感触や櫛通りを良くし、また髪にツヤを付与することからヘアケア製品に使用されます。

分類：ヘアコンディショニング剤、エモリエント剤、溶剤

英：Cyclopentasiloxane

化粧品などへの30年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性（アレルギー性）もほとんどなしとされています。

ヘアケア製品などへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。