記事内に広告を含む場合があります。

加水分解ケラチン(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

ケラチンは、表皮の角質層や毛髪、爪など最外層を覆う組織を構成する線維性たんぱく質のことで、毛髪と非常に類似したアミノ酸組成の成分です。

加水分解ケラチンはケラチンを酸、酵素又は他の方法により加水分解して得られるもので、ヘアコンディショニング剤、爪コンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤などとして使用されます。

 

加水分解ケラチンの特徴

・毛髪柔軟化による保湿作用
・毛髪保護作用
・毛髪修復作用

これらの目的で、ヘアケア製品、ネイル製品、アイメイクアップ化粧品、洗浄製品、まつ毛ケア製品など様々な製品に使用されます。

ケラチンたんぱく質からできている皮膚や毛髪に対して親和性が高く、紫外線や衝撃など外部刺激から体を守るクッション効果やバリア効果もあり、髪の補修剤として使用されます。

 

分類:ヘアコンディショニング剤、爪コンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤

英:Hydrolyzed Keratin

 

加水分解ケラチンの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、化粧品におけるケラチンは羊毛(ウール)由来のものが多く、通常十分に加水分解された(高分子を除去した)成分でアレルギーを起こすことはほとんどないとされていますが、羊毛アレルギーがある場合などは念のため、パッチテストをして安全性を確認してから使用するようにしましょう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました