テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルは、油性感が少なく、顔料分散性に優れ、皮膚に対してなめらかな使用感をもつことから、ヘアケア製品に使用される場合は主として油性基剤として使用されます。
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルの特徴
脂肪酸と多価アルコールとのエステルの一種です。
・油性基剤
・結合
などの目的で使用されます。
油性基剤
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルは油性感が少なく、顔料分散性に優れ、皮膚に対してなめらかな使用感をもつことから、油性基剤として使用されます。
比重が水に近く、油が浮きにくいため、乳化物にしやすいエステル油です。
結合
粉状の原料を皿状容器に圧縮成型するとき、粉状の原料同士の接着をよくしたり、使用時に粉が周囲に飛び散るのを防ぐ目的で主にパウダー系メイクアップ製品などに使用されています。
分類:結合剤、閉塞剤、非水系増粘剤
英:Pentaerythrityl Tetraethylhexanoate
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルの安全性
20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。
ヘアケア製品などへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。