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水添ポリイソブテン(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

水添ポリイソブテンは、合成スクワランとも呼ばれ、スクワランや環状シリコーンなどの代替としても使われます。

ヘアケア製品などに配合される場合、油性基剤あるいは増粘剤として配合されます。

 

水添ポリイソブテンの特徴

水添ポリイソブテンは、炭化水素化合物でできた合成の鉱物油の一種です。合成スクワランとも呼ばれ、スクワランや環状シリコーンなどの代替としても使われます。

無味無臭無色で、化学的に不活性なため肌刺激はありません。

配合目的としては

・油性基剤

・皮膜形成

・非水系増粘

などがあります。

油性基剤

水添ポリイソブテンは化学的安定性が非常に高く、スクワランと類似した油性感の少ないさっぱりした使用感をもつことから、油性基剤として化粧品製品を中心に広く使用されています。

皮膜形成

揮発性が高く、塗布すると素早く揮発して耐水性に優れた塗膜を形成することから、アイライナーや口紅などのメイクアップ製品や日焼け止め製品などに広く使用されています。

非水系増粘

高粘度の液状炭化水素であり、低粘度の油性基剤の粘度を調整する目的でヘアケア製品の他メイクアップ製品にも使用されています

 

分類:エモリエント剤、非水系増粘剤

英:Hydrogenated Polyisobutene

 

水添ポリイソブテンの安全性

40年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

ヘアケア製品への配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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