メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液は、化粧品などの製品に含まれる合成防腐剤の一種です。微生物の繁殖を抑制して製品の品質を維持する効果があります。
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液の特徴
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液は、化粧品などの製品に含まれる合成防腐剤の一種です。微生物の繁殖を抑制して製品の品質を維持する効果があります。
注:チルクロロイソチアゾリノン(methylchloroisothiazolinone)は、メチルイソチアゾリノン(methylisothiazolinone)と併用され、医薬部外品として使用される場合は医薬部外品表示名として「メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液」と表示されます。
医薬部外品ではなく一般的な化粧品などとして使用する場合の表示は、メチルクロロイソチアゾリノンとなります。
分類:防腐剤
英:Methylchloroisothiazolinone・methylisothiazolinone
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液の安全性
医薬部外品に指定されていることや、30年以上の使用実績があり、一般的には安全性に問題は無いと考えられます。
ただし、皮膚が敏感な場合やメチルクロロイソチアゾリノンにアレルギーを有する場合は、充分な注意が必要です。
また使用制限としては
・「粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流すもの」に対して100g中に0.10gまで。
・「粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないもの」に対して配合不可。
・「粘膜に使用されることがある化粧品」に対して配合不可。
となっています。
なお、2014.9 欧州委員会は2016年7月15日からメチルクロロイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノン混合物をリーブオン(つけっぱなし)製品中では使用禁止、リンスオフ(洗い流す)製品中では15ppm以下へ変更されています。
また、この防腐剤よりパラベンが感作作用を起こす可能性が低く安全性が高いというデータもあります。