キシリチルグルコシド(シャンプー成分事典）

キシリチルグルコシドは、小麦や木材セルロースに含まれる糖から作られた天然の親水性スキンケア成分で、水分の損失を防いで、頭皮の保湿力を改善する作用があります。

キシリチルグルコシドの特徴

キシリトールから誘導される糖アルコールです。

キシリトールは、天然に存在する糖質の一種であり、ブドウ糖と似た甘味を持っています。

キシリトールのグルコース部分とグルコシドのグルコース部分が結合した二重構造をしていて、キシリトールは、保湿性、抗菌性、抗炎症性などの性質が有り、グルコースは、水溶性、粘性などの性質を有しています。

化粧品に使用される場合はヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などの重要なNMF（天然保湿因子：肌に自然に存在し、肌の水分を保つのに役立つ）を増やすことで、適度に水分を蓄え、さらに脂質（セラミドとコレステロール）とタンパク質合成を促進して肌のバリアを改善することで、水分の損失を防ぎます。

分類：保湿・湿潤剤

英：Xylitylglucoside

安全に関する情報は不明。