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アロエベラ葉エキス(シャンプー成分事典)

アロエ シャンプー成分事典

 

アロエベラ葉エキスは、アロエベラの葉から抽出して得られる植物エキスです。

シャンプーなどに使用される場合は、高い保湿作用により頭皮や髪に潤いを与え、しなやかで手触りのよい髪を作ります。

 

アロエベラ葉エキスの特徴

アロエベラ葉エキスは、アロエベラ(学名:Aloe vera = Aloe barbadensis 英名:Aloe Vera)の葉から水、エタノール、BG、またはこれらの混液で抽出しアロインを取り除いて得られる植物エキスです。

注:アロイン(aloin)は、アロエベラ葉の表皮のすぐ下の部分に含まれている成分で、下剤としての働きがあることから、化粧品などでは、アロインを取り除いた上で使用されます。

日本国内でよく見かけるアロエはキダチアロエ(学名:Aloe arborescens)で、アロエベラは沖縄などで栽培されていますが、原料としては米国やメキシコから輸入したものを使用しています。

 

主な成分としては

多糖:エースマンナンなど
単糖:マンノース、グルコースなど
アミノ酸:アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、トレオニン、チロシン、バリン
(これらのアミノ酸のほとんどは髪の主成分であるケラチンの成分でもあります)

髪の主成分のケラチンとは何

アロエは食品にも広く使用されているほか、傷口を治したり、鎮静作用があることから民間療法などで傷口ややけどなどに使用されることもあります。

また、シャンプーや化粧品類などでは取り除かれていますが、アロエに含まれるアロインに下剤としての働きがあることから便秘薬として内服薬の成分として使用される場合もあります。

 

アロエベラ葉エキスが化粧品などに使用される場合は保湿作用や色素沈着抑制作用を期待して使用されます。

肌の角質層に浸透し、保湿作用により、肌の柔軟性を整える効果が期待できることから、多くの基礎化粧品に配合されています。

また、エイジングケア化粧品に、コラーゲン生成促進作用を期待して使用されたりします。

 

シャンプーなどに使用される場合は、高い保湿力により頭皮や髪に潤いを与え、しなやかで手触りのよい髪を作ります。

アロエベラには多糖体という成分が含まれていて、免疫力や血糖値のコントロール、細胞の新陳代謝を促す、炎症部分のクールダウン、善玉菌の活性化などが期待され、食品や、民間薬としても使用されています。

 

ちなみに、アロエベラ葉エキスに似た成分にアロエベラ液汁があります。

違いは、アロエベラ葉エキスには、アロエベラ液汁にある紅斑抑制による抗炎症作用は認められていません。

アロエベラ液汁(シャンプー成分事典)

 

分類:外用鎮痛剤、保水剤、口腔ケア剤、エモリエント剤、皮膚コンディショニング剤

英:Aloe Barbadensis Leaf Extract

 

アロエベラ葉エキスの安全性

20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

食品や医薬品にも使用されている成分で、シャンプーなどへの配合量や、通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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