ドクダミエキス(シャンプー成分事典）

ドクダミ Houttuynia cordata Thunberg（Saururaceae）の開花期の地上部から水、エタノール溶液、1,3-ブチレングリコール溶液にて抽出して得られるエキスです。

化粧品など配合される場合は、
・皮脂抑制作用
・ヒスタミン遊離抑制による抗アレルギー作用
・ヒアルロン酸産生促進による抗老化作用
・抑毛作用（むだ毛の抑制）
・メイラード反応阻害による抗糖化作用
などが期待され、シャンプー以外の各種化粧品などにも広く使用されています。

ドクダミエキスの特徴

ドクダミは、日本でもよく見られる植物で、古くから利尿薬、便秘薬として使用され、腫れ物や外傷に葉を患部にあてたり、鼻炎や化膿性中耳炎などにはしぼり汁を患部に外用するなど民間薬として広く使われてきています。

ドクダミの生の葉は独特の臭があり、この臭気の元であるデカノイルアセトアルデヒド、ラウリルアルデヒドは白癬菌やブドウ球菌に対する抗菌作用が有り、皮膚疾患や化膿性疾患の治療に効果があるとされています。

分類：皮膚コンディショニング剤（皮脂抑制、抗アレルギー、抗老化、抑毛、抗糖化）

英：Houttuynia Cordata Extract

医薬部外品原料規格に指定されている成分であり、化粧品などへの30年以上の使用実績があり、皮膚刺激性：ほとんどなし、皮膚感作性（アレルギー性）：ほとんどなしとされ、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。