ステアルトリモニウムクロリドは、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)で主な使用目的は帯電防止です。
ヘアコンディショニング剤に配合され、髪に強力に吸着する働きがあり毛髪を柔軟にし、すべりをよくし、静電気を防ぎます。
ステアルトリモニウムクロリドの特徴
ヤシ油などに含まれる脂肪酸に、陽イオンをつけて作られる、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)です。
主な使用目的は帯電防止
ヘアコンディショニング剤に配合され、髪に強力に吸着する働きがあり毛髪を柔軟にし、すべりをよくし、静電気を防ぎます。
髪がダメージを受けてキューティクルが開くと、コルテックスにあるタンパク質が流れ出てダメージが拡大します。
この時タンパク質はマイナスイオンを帯びているので、カチオン系界面活性剤が吸着することによってダメージを抑えてくれます。
ただし、質感はよくなりますが、補修作用はありません。
分類:帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤
英:Steartrimonium Chloride
ステアルトリモニウムクロリドの安全性
40年以上の使用実績があります。皮膚刺激性は0.448%濃度以下または濃度に関わらず3分以下の曝露においてほとんどなし、眼刺激性は、4%濃度以下において最小限-軽度、皮膚感作性(アレルギー性)は、ほとんどなしとされています。
ヘアケア製品のみに配合される成分で、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられますが、ステアルトリモニウムクロリドは旧表示指定成分であり、アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性があるとされていました。
その後、製造技術が上がり現在は問題ないと考えられるものの、念の為に頭皮につかないように注意したほうが良いかもしれません
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