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シャンプーに使われている合成香料のデメリットについて

化学物質 シャンプーの基礎知識

 

シャンプーに良い香りを求める人が多いようです。ところがシャンプーに配合されている香料には天然の香料と、合成香料があり

天然の香料は価格が高く、強い香りではないことから、一般のシャンプーなどでは合成香料を使うことが多くなっています。

 

合成香料は、安価で香りが強く、シャンプー後も長く残り、様々な香りをどのようにでも調合できるメリットがある反面、頭皮トラブルなどの原因になることもあります。

合成香料にはどのようなデメリットがあるのでしょう。

 

香害とは

香害とは、シャンプーや柔軟剤、整髪料などに含まれる合成香料(化学物質)によって、不快感や頭痛、アレルギー症状などの健康被害を生じることをいいます。

また合成香料(化学物質)から化学物質過敏症が引き起こされるとも言われています。

 

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症とは身の回りで使われているシャンプーや家庭用品、化粧品などに含まれる微量な化学物質に過敏に反応を起こして健康被害が引き起こされることを言います。

症状としては
・目や鼻、喉への粘膜への刺激
・寒気・頭痛
・手の震え・痙攣
・疲労・倦怠感・筋肉痛・関節痛
・下痢・嘔吐
など

原因物質としては様々なものが考えられますが、シャンプー、洗剤、柔軟剤、芳香剤などの合成香料も原因物質となります。

頭皮トラブル

柔軟剤に含まれる合成香料による健康被害

2000年代後半から、香りの強い海外製柔軟剤が人気になったことなどから、国民生活センターに、柔軟剤のにおいに対する被害相談が増加しています。

そして、柔軟剤に使われている、衣類に残った合成香料が皮膚から体内に吸収され、体の中で分解されずに、体内に蓄積される危険性が危惧されています。

子供の喘息、アトピー、アレルギーに関与しているのではないかと、海外では使用規制が始まっている所もあります。

アレルギー症状の出ている女性

シャンプーに配合されている合成香料による頭皮トラブル

シャンプーに配合されている合成香料によって頭皮トラブルが発生する場合もあります。

合成香料に対するアレルギー反応がおきると、かぶれやかゆみ、ひどくなると炎症を起こしてしまう場合もあります。

頭皮トラブルがひどくなれば当然、毛穴や髪への悪影響も考えられ、間接的に薄毛の原因になってしまう可能性も出てきます。

柔軟剤の場合は衣料品についた合成香料が、間接的に皮膚に接触することで皮膚トラブルなどが発生します。

一方、シャンプーなどはもちろんそれなりの安全性は保たれているはずですが、頭皮などに直接、接触することから、さらに注意が必要です。

化学合成

シャンプーにおける香料の表示

シャンプーには全成分の表示が義務づけられています。しかし、香料の場合、種類を記載する必要は無いので、通常は一番最後のあたりに「香料」と記載されています。

注:化粧品やシャンプーの場合、配合量の多い成分の順に記載されています。また合成香料はごく少量で強い香りをだすことが可能です

ただし、天然の香料を使用している場合は、それ自体がウリになりますから、天然のハーブやアロマ成分の場合、それぞれの名称が記載してあることが普通です。

逆に言えば、香料とだけ記載されている場合は合成香料と考えられます。

アロマ、香料

まとめ

天然の香料だから、絶対安全だとは言えない場合もあります。その成分にアレルギーがあったり、アロマの中にはホルモンなどに作用するものがあり、妊婦さんには不適切だと言われているものがあったりします。

とは言え、一般的には天然の香料の場合、頭皮トラブルはほとんど無いのに対して、化学的に合成されている合成香料の場合、様々なアレルギーや頭皮、身体への悪影響などのデメリットの可能性が指摘されています。

 

身体に直接つけるものですから、一定の安全性は保たれているはずですが、少なくとも頭皮や身体に良いものではありませんので

良い香りがする、香りが長続きするという理由で合成香料のシャンプーを選ぶというのもよく考えてみた方が良いと思います。

 

 

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