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メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、有機化合物の一種で、紫外域(UVB)の吸収力が強く、紫外線防御目的でヘアケア製品だけでなく各種化粧品、日焼け止め製品などに広く使用されています。

また、紫外線曝露による色素の退色・変色、香料の変臭、油脂類の酸化などを防ぐ機能もあります。

 

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルの特徴

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、有機化合物の一種で、波長280 nmから320 nmまでの紫外域(UVB)の吸収力が強いのが特徴

ヘアケア製品に配合される目的は

・UVB吸収による紫外線防御

・退色防止

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、UVBを吸収する作用が強く、適度な光安定性を有し、溶解性にも優れていることからUVB吸収による紫外線防御目的でヘアケア製品だけでなく各種化粧品、日焼け止め製品などに広く使用されています。

また、UVB吸収能により、紫外線曝露による色素の退色・変色、香料の変臭、高分子化合物の分解、油脂類の酸化などを防ぎ、製品の安定性を保つ目的で、ヘアケア製品や各種化粧品など様々な製品に使用されています。

因みに日焼け止めには大きく、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤に分けられますが、大半の紫外線吸収剤系日焼け止めがメトキシケイヒ酸エチルヘキシルを使用しています。

 

分類:褪色防止剤、紫外線吸収剤・散乱剤

英:Ethylhexyl Methoxycinnamate

 

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルの安全性

30年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

ヘアケア製品などへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、動物実験により皮膚に障害を引き起こす可能性や、女性ホルモン様作用(内分泌攪乱作用)が存在する可能性を示唆する研究もあり、サンゴに有害な成分との理由で、ハワイ州では使用を禁止されています。

 

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