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髪の成分のCMC(毛髪細胞膜複合体)とは

毛髪の内部の構造 シャンプーの基礎知識

 

CMCは細胞膜複合体(Cell Membrane Complex)の略で、髪を構成する成分のひとつで、主に脂質とタンパク質で構成されています。

CMCは髪の内部のコルテックスや外側にあるキューティクルを接着する働きと共に、髪の内部に水分を送り込んだり、保水をして、髪の水分を保つ働きもしています。

 

CMC(毛髪細胞膜複合体)とは

CMCは細胞膜複合体(Cell Membrane Complex)の略で、髪を構成する成分のひとつです。

主に脂質とタンパク質で構成されています。

毛髪の内部の構造

髪の毛は中心部にメデュラという芯のようなものがあり、その周りをコルテックスが覆っていますが、このコルテックスをくっつけている接着剤のような働きをしているのがCMCです。

また、髪の外側を覆っているキューティクルを貼り付けておく役割も担っています。

コルテックスは髪のメインの成分で、コルテックスの量や質によって髪の太さや性質が決まってきます。

また、外側を覆っているキューティクルは熱や摩擦から髪の内部を守る働きをしているため、キューティクルが剥がれると艶のないバサバサの髪になると共に、髪の傷みが進行しやすくなります。

 

CMCの働き

CMCは髪の毛の内部でコルテックスを、また周り覆っているキューティクルを剥がれないように、くっつける接着剤のような働きをしているほか、

CMCを通して、内部へ水分やあるいはヘアケア成分などを髪の内部に浸透させ、また、CMC自身が、水分を蓄える働きを持っています。

このため、CMCが不足すると、髪が乾燥してばさついたり、髪のダメージが目立つようになってきます。

 

CMCの構成成分

CMCを構成している成分は、タンパク質47%、脂質53%となっています。

その中で脂質は細胞間脂質と呼ばれ、セラミド、コレステロール、18-MEAなどから成り立っています。

 

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