ミリスチルアルコールは乳化安定化、粘稠性調整による感触改良、加脂肪剤などの目的で使用される他、医薬品の基剤としても使用されます。
ミリスチルアルコールの特徴
ミリスチルアルコールは乳化安定化、粘稠性調整による感触改良、加脂肪などの目的で使用されます。
加脂肪剤:シャンプーや石鹸の泡立ち低下を防止し、泡のきめ細かさを調整するために用いられる成分
ミリスチルアルコールは、自然界においてマッコウ鯨油、イルカの油脂、ヤシ油、パーム核油などに存在する成分で主にヤシ油やパーム油などの天然植物油から抽出される高級アルコールです。
これらの目的で、コンディショナー製品、トリートメント製品、シャンプー製品、ヘアカラー製品、ボディケア製品、ハンドケア製品、スキンケア製品、アウトバストリートメント製品、洗顔料、ボディソープ製品、洗顔石鹸、メイクアップ製品、化粧下地製品、ネイル製品など様々な製品に使用されています。
分類:乳化安定剤、香料、起泡剤、親水性増粘剤、非水系増粘剤、エモリエント剤
英:Myristyl Alcohol
ミリスチルアルコールの安全性
化粧品などへの40年以上の使用実績があり、皮膚刺激性:濃度0.8%以下においてほとんどなし、眼刺激性:ほとんどなし-中程度、皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなしとされ、シャンプーなどへの配合量や通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。