テトラオレイン酸ソルベス-40(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

テトラオレイン酸ソルベス-40は乳化およびヘアコンディショニング効果を期待して配合されます。

陰イオン界面活性剤およびカチオン化高分子にコカミドプロピルベタインやココアンホ酢酸Naなどの両性界面活性剤を加えた3種類の成分の相互作用によりヘアコンディショニング効果が高くなることが知られていますが、これにテトラオレイン酸ソルベス-40を加えることでさらに髪へのコンディショニング効果が高くなります。

 

テトラオレイン酸ソルベス-40の特徴

高級脂肪酸であるオレイン酸とソルビトールのポリエチレングリコールエーテルとのテトラエステルで、酸化エチレンの平均重合度が40あります。

シャンプーなどに配合される場合は

・乳化
・ヘアコンディショニング

などの目的で配合されます。

乳化は油性成分と水性成分を均一に混ぜ合わせることを言います。

 

ヘアコンディショニングについては、テトラオレイン酸ソルベス-40の一部の成分(コアセルベートの生成による)がシリコーンや油性成分を取り込み、それらが毛髪表面に吸着することで、すすぎ時に毛髪へ滑らかさを付与し、コンディショニング効果を発揮することが分かっています。

また、このとき香料も同時に取り込まれる性質があり、シャンプーの香りが、髪に残りやすくなる効果もあります。

実際のシャンプー場面では、シャンプーを泡立てて髪を洗っている時には洗浄作用が発生し、その後、すすぎを行っている場面では、陰イオン界面活性剤の濃度が低下することでコアセルベートが生成され、生成されたコアセルベートが毛髪に吸着し、髪に対するコンディショニング効果が発生します。

 

コアセルベートは陰イオン界面活性剤およびカチオン化高分子の相互作用のみで生成されます。

これに、コカミドプロピルベタインやココアンホ酢酸Naなどの両性界面活性剤を加えた3種類の成分の相互作用によりコアセルベート生成量が増えることから、この3種類の成分を併用することが一般的です。

これら3つの成分にテトラオレイン酸ソルベス-40を添加することで、さらにコアセルベート形成が促進・増強されることがわかっています。

 

分類:乳化剤

英:Sorbeth-40 Tetraoleate

 

テトラオレイン酸ソルベス-40の安全性

20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。
シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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