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ヤシ油(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

ヤシ油は、シャンプーに配合される場合は、セッケンの合成目的(材料)として配合されるほか感触改良の目的で配合されます。

セッケン合成のための材料として使われる場合は、水酸化Naまたは水酸化Kと一緒に配合されます。

ヤシ油は融点が20-28℃と室温と同様であるため、適度な硬さが調節できる柔らかく感触の良い油性基剤として感触改良材としても使われ、シャンプー以外の化粧品にも幅広く使用されます。

 

ヤシ油の特徴

ココヤシの果実(ココナッツ)から採れる植物油脂です。

ヤシからつくられる油脂の生産量は、アブラヤシ由来のパーム油およびパーム核油が一般的で、これらもヤシ油と呼ばれる事がありますが、シャンプーや化粧品成分においてヤシ油というとココヤシ由来のものになります。

シャンプーに配合される場合は

セッケンの合成目的(材料)として配合されるほか感触改良の目的で配合されます。

セッケン合成の場合は水酸化Naまたは水酸化Kと一緒に配合されます。

セッケン(石ケン素地、石けん、せっけん、石鹸)(シャンプー成分事典)

 

セッケンの材料として使われない場合は、感触改良のために配合されます。

ヤシ油は融点が20-28℃と室温と同様であるため、適度な硬さが調節できる柔らかく感触の良い油性基剤として使用されるのでシャンプー以外にも化粧品にも幅広く使用されます。

逆に、ヤシ油に多く含まれるラウリン酸には低温下で劣化するという性質(低温劣化)があるため、常温での保存が必要です。

 

ヤシ油は洗剤やセッケンの原料として使われるほか、食用としても広く使われています。

 

分類:香料、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤、閉塞剤

英:Cocos Nucifera (Coconut) Oil

 

ヤシ油の安全性

50年以上の使用実績(ヤシ油は大昔から使われています(^_^)v)があり、皮膚刺激性:ほとんどなし-わずか、皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなしとされています。

シャンプーへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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