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カオリン(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

カオリンとは、白色の陶土または粘土鉱物の総称で、主にカオリナイトを主成分とします。陶磁器の原料や化粧品、クレイパックなどに利用されます。

粘土鉱物なので、皮脂や汚れを吸着する性質があり、吸油性や吸水性に優れており、化粧品には増量剤や希釈剤としての他、吸着、研磨・スクラブ剤として使用されます。

 

カオリンの特徴

花崗岩が風化してできた粘土鉱物で、カオリナイトは、カオリンの主成分である鉱物です。

焼成すると白色になるため、陶磁器の原料として使われます。

粘土鉱物なので、皮脂や汚れを吸着する性質があります。

カオリンが主成分のクレイパックは吸収作用があり、老廃物を取り除くとともに新陳代謝を上げて、肌の血行をよくする効果があり、強い収れん作用があるため、余分な皮脂や汗を吸収するので肌の引き締め効果もあります。

陶磁器:磁器や陶器の原料として使われますが、化粧品などに使われる場合、メイクアップ製品、コンシーラー、洗顔料、クレイパックなど、様々な化粧品に使われます。

吸油性や吸水性に優れており、化粧品には増量剤や希釈剤として使われます。

その他、吸着、研磨・スクラブ剤として使用されます。

 

慣用名:白陶土、カオリナイト

配合目的:増量・希釈、吸着、研磨・スクラブ など

医薬品として基剤、吸着、懸濁・懸濁化、コーティング、充填、賦形目的の医薬品添加剤として経口剤、外用剤などに用いられます

分類:研磨・スクラブ剤、吸着剤、抗ケーキング剤、増量剤、不透明化剤、皮膚保護剤、滑沢剤

英:Kaolin

 

カオリンの安全性

カオリンは食品添加物の既存添加物リストに収載されており、さらに医療上汎用性があり有効性および安全性の基準を満たした成分が収載される日本薬局方に掲載されているほか、医薬部外品原料規格2021にも掲載されています。

化粧品などへの20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性:ほとんどなし、眼刺激性:ほとんどなし、皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなしとされており

シャンプーなどへの配合量や通常の使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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