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馬油(シャンプー成分事典)

馬の親子 未分類

 

馬油は、ウマのたてがみや尾の付け根、あるいは皮下脂肪層から得られる脂肪油(動物油脂)です。

ヒト脂肪酸組成とよく似た成分で、頭皮(皮膚)との親和性が高く、閉塞性により頭皮の水分蒸発を抑え、その結果として頭皮に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性があります。

また、皮膚浸透性が高く、べたつきを残さない上に、皮膚を保護する効果に優れることから、油性基剤として使用されています。

 

馬油の特徴

ウマ科動物ウマ(学名:Equus caballus, syn. Equus ferus caballus 英名:Horse)のたてがみや尾の付け根、あるいは皮下脂肪層から得られる脂肪油(動物油脂)です。

馬油の読み方としては
「ばぁゆ」「ばーゆ」だそうです。

ただし、「まーゆ」という読み方も正しいとする説もあります。

馬油はパルミトレイン酸の含有量が多く、常温で流動性のあるバター状になっています。

成分としては

飽和脂肪酸のミスチリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸

不飽和脂肪酸のパルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸

トコフェロール(ビタミンEのこと)などがあります。

化粧品やシャンプーに配合される目的は

・エモリエント効果

・油性基剤

として配合されます。

馬油のエモリエント効果

馬油はヒト脂肪酸組成とよく似た成分で、頭皮(皮膚)との親和性が高く、閉塞性により頭皮の水分蒸発を抑え、その結果として頭皮に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性があります。

馬

馬油の油性基剤としての有効性

馬油はヒト脂肪酸組成と類似した組成をしていることから、皮膚浸透性が高く、べたつきを残さない上に、皮膚を保護する効果に優れることから、油性基剤としてオイル製品を中心に活用されています。

殺菌効果や炎症を鎮める効果が期待できることから、古くから傷や火傷、日焼け後の肌などに使用されています。

また、保湿作用や血行促進作用もあるので、頭皮の新陳代謝を促進してくれます。

 

分類:閉塞剤

英:Horse Fat

 

馬油の安全性

古くからやけどの治療など民間療法などに使われてきた成分であり、20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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