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ボタンエキス(シャンプー成分事典)

ボタンの花 シャンプー成分事典

 

ボタンエキスはボタンの根のエキスで、古くから薬用として使用されてきました。

主要成分であるペオノール(paeonol)は鎮痛、鎮静、抗炎症、抗菌作用などが報告されており、頭皮の状態を保護することでフケやかゆみを予防し、髪に潤いを与える保湿効果が期待できます。

 

ボタンエキスの特徴

ボタンエキスはボタン Paeonia suffruticosa の根のエキスです。

ボタン(牡丹)は中国北西部を原産とし、昔はその根皮を薬草として用いるために栽培されていました。

日本には、奈良あるいは平安時代に薬用植物として渡来し、宮廷や寺院などで栽培されるていましたが、江戸時代にボタン栽培が流行し、現在では薬用および観賞用として各地で栽培されています。

主要成分であるペオノール(paeonol)は鎮痛、鎮静、抗炎症、抗菌作用などが報告されています。

頭皮の状態を保護することでフケやかゆみを予防し、髪に潤いを与える保湿効果が期待できます。

ボタンエキスの化粧品以外の主な用途としては、血液循環を改善し、炎症を抑えることから医薬品として痔疾患用内服薬に用いられています。

また、漢方として月経を整えることから月経不順や月経痛や、出血やうっ血をともなう発熱性の病症に用いられています。

ボタンエキスが配合される場合は、
・美白作用
・抗アレルギー作用
・抗炎症作用
・抗老化作用

などを目的にシャンプー以外にもコンディショナーやその他、広く化粧品などに使用されます。

 

分類:皮膚コンディショニング剤

英:Paeonia Suffruticosa Root Extract

 

ボタンエキスの安全性

医薬部外品としても指定されており、化粧品などへの25年以上の使用実績があり、皮膚刺激性:ほとんどなし、皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなしとされており

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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