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DPG(ジプロピレングリコール)(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

DPG(ジプロピレングリコール)は水、アルコール、油脂などとよく混ざり、ベタつきが少ないことから広く使用されている保湿剤です。

また保湿機能により頭皮からの水分蒸発を押さえることで頭皮のバリア機能を改善するほか、弱い抗菌作用があることから製品の安定剤としても使用される成分です。

 

DPG(ジプロピレングリコール)の特徴

DPG(ジプロピレングリコール)はPG(プロピレングリコール)を脱水縮合して得られる多価アルコールで、水、アルコール、油脂などとよく混ざり、保湿剤としてベタつきが少ないことから広く使用されている保湿剤です。

BG(1,3-ブチレングリコール)と同様の性質を有しているため、BGの代わりに配合されることもよくあります。

 

コンディショナーなどに配合される目的としては

・保湿作用

DPGに皮表の柔軟化および水分量増加による保湿作用が認められています。

 

・バリア機能改善

アトピー性皮膚炎、湿疹、炎症などにみられる種々の皮膚症状において、皮膚(頭皮)からの水分蒸発が健康な皮膚に比べて盛んであることが知られており、水分蒸発量の増加の原因は表皮(頭皮)内の水分保持やバリア機能を担っている成分の減少が関与していると考えられており、DPGには水分蒸発抑制によるバリア改善作用が認められています。

 

・抗菌・防腐(製品の安定化剤)

DPGには弱い抗菌性があることから製品安定化を兼ねて配合されます。ただし、単独では十分な抗菌性はないことから、他の抗菌剤・防腐剤と一緒に配合されますが、他の抗菌力の高い抗菌剤・防腐剤の配合量を減らすことができます。

 

コンディショナーやシャンプー以外にもスキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、ボディ&ハンドケア製品、洗顔料&洗顔石鹸、洗浄製品、シート&マスク製品など様々な製品に使用されます。

 

分類:香料、溶剤、減粘剤

英:Dipropylene Glycol

 

DPG(ジプロピレングリコール)の安全性

50年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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