グリチルリチン酸2Kは漢方薬で有名な甘草(カンゾウ)の根から抽出して得られるグリチルリチン酸にカリウムを結合させた成分で、抗アレルギー作用、抗炎症作用、皮膚刺激緩和作用などの目的で使用されます。
グリチルリチン酸2Kの特徴
マメ科植物カンゾウ(学名:Glycyrrhiza Glabra 英名:licorice)の根から抽出して得られるグリチルリチン酸(glycyrrhizinic acid)にカリウムを結合したグリチルリチン酸2カリウム塩です。
カンゾウの根(甘草)は様々な漢方薬にも使用されている成分で、甘草の効能以外にも他の薬物の効能を高めたり毒性を緩和するといった目的で配合されています。
このため使用頻度や使用量が最も多い漢方薬として知られています。
また、グリチルリチン酸には抗炎症、抗アレルギー作用があることが分かっています。
グリチルリチン酸2Kが使われる目的としては
・抗アレルギー作用
・抗炎症作用
・皮膚刺激緩和作用
などがあります。
グリチルリチン酸2kには、アレルギーや抗炎症作用、皮膚刺激緩和作用があると言われているので、頭皮が痒い方やフケの量が多い場合は、グリチルリチン酸2kが配合されているシャンプーを使用することで改善する可能性があります。
一般用医薬品に使われる場合は、のどのはれや痛みを鎮める風邪薬、鼻粘膜の炎症を鎮める鼻炎薬、口腔内の炎症を鎮めるトローチに使用されます。
他にも抗炎症効果を期待して、肝臓・胃腸薬や点眼薬に使われることもあります。
分類:香味剤、皮膚コンディショニング剤
英:Dipotassium Glycyrrhizate
グリチルリチン酸2Kの安全性
20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。
シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。
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