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加水分解卵殻膜(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

加水分解卵殻膜は、ニワトリの卵殻膜を加水分解して得られる成分で、昔から擦り傷の手当てに使われており、創傷部の皮膚の再生を促進する働きを有しています。

シャンプー製品などに使用される場合は、頭皮や髪の保湿作用、頭皮などの働きを活性化させる抗老化作用などが期待されます。

 

加水分解卵殻膜の特徴

ニワトリの卵殻膜を加水分解して得られる水溶性の卵殻膜ペプチドです。

注:アミノ酸とアミノ酸がペプチド結合して、2個以上つながった構造のものをペプチドといいます。

 

卵殻膜とは、ゆで卵を向いたときに卵の表面についている薄い膜のことで、鶏卵の殻と白身の間にある0.07mmの薄膜です。

卵の殻の内側に密着するように存在し、カルシウムイオン、ナトリウムイオン、塩素イオンなど種々の無機イオンの流入および流出を制御することで細胞内のイオン濃度、膜電位を保持・調整する役割を果たすほか、

外部からの細菌の侵入を防ぎ、酸素透過性を有しているので卵の内部へ酸素を供給する働きもしています。

 

昔から擦り傷の手当てに使われており、創傷部の皮膚の再生を促進する働きを有しています。

 

シャンプー製品などに使用される場合は

・頭皮や髪の保湿作用

・頭皮などの働きを活性化させる抗老化作用

などが期待されます。

 

分類:保湿・湿潤剤

英:Hydrolyzed Egg Shell Membrane

 

加水分解卵殻膜の安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、卵にアレルギーを有する場合は、アレルギー反応を起こす可能性があります。

 

 

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