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ワサビノキ種子オイル(シャンプー成分事典)

モリンガの木 シャンプー成分事典

 

ワサビノキ種子オイルは、ワサビノキ の種子から得られる脂肪油(植物油)です。

別名モリンガオイルとも呼ばれ、オレイン酸70-78%を含有していることからヒト皮膚との親和性が高く、またベヘン酸の存在はベタつきのないサッパリした感触にもかかわらずリッチなエモリエント感を付与します。

 

ワサビノキ種子オイルの特徴

ワサビノキ種子オイルは、ワサビノキ Moringa pterygosperma の種子から得られる脂肪油(植物油)です。

ワサビの木といっても日本のワサビとは関係ありません。

モリンガの木

ワサビノキはモリンガとも呼ばれ、インド北西部のヒマラヤ山麓が原産ですが、現在はインドをはじめアジア諸国、南洋諸国、アフリカ諸国、西インド諸島、中南米諸国の熱帯・亜熱帯地域などで広く栽培されています。

ワサビノキは、葉、花、鞘、実、茎、根、種子のすべての部位が利用可能で、90種類の栄養素を含む高機能バランス栄養食材として古くから利用されています。

インド伝承医学であるアユルヴェーダやイスラム伝承医学であるユナニ医学ではモリンガを使用したヒーリング療法、食事療法、スピリチュアル療法などとして利用されています。

 

化粧品などに配合される場合は、エモリエント作用を期待して配合されます。

ワサビノキ種子オイルは、オレイン酸70-78%を含有していることからヒト皮膚との親和性が高く、またベヘン酸はベタつきのないさっぱりした感触で、しかもしっかりエモリエント感を付与します。

参 考
ベヘン酸(behenic acid)、 直鎖飽和脂肪酸。
ワサビノキから採れるモリンガ油の9%を占めている成分で、菜種油やピーナッツ油にも豊富に含まれていて工業的には整髪料にも使われています。

化粧品などに配合された場合は、乳化物の耐温性向上・安定化作用や真珠光沢付与の目的で使用されます。

 

ワサビノキ種子エキス←→ワサビノキ種子油

 

分類:皮膚保護剤、エモリエント剤、保湿・湿潤剤、閉塞剤

英:Moringa Oleifera Seed Oil

 

ワサビノキ種子オイルの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

食材や、民間療法にも使用されており、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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