デキストラン(シャンプー成分辞典)

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デキストランは、ショ糖を原料として特定の乳酸菌(ロイコノストック属菌)が生産する多糖類の一種で、医薬品、化粧品の他にも様々な用途で使われています。

シャンプーや化粧品に使われる場合は主に保湿剤や安定剤、微量成分の均等化のために使用されます。

 

デキストランの特徴

デキストランの主な働きとしては

・ペプチド類の安定化

・有効成分の均一化

・保湿作用

があります。

 

美肌成分であるペプチド類と一緒に配合することでペプチド類の安定化剤として働きます。

デキストランと一緒にペプチド類が配合されている場合は、ペプチドの安定化剤としての配合であると考えられます。

 

注:ペプチド

ペプチドはアミノ酸から作られているタンパク質の一種です。ペプチドの例として抗老化作用、頭皮の健康維持効果が期待されるコラーゲンペプチドなどがあります。

 

また、有効成分の均一化に使われる場合は、デキストランとその他の微量の有効成分を混ぜ合わせ全体量を増加させることで濃度、量などを均一に出来るようにします。

 

保湿に関しては、デキストランは湿度の変化による影響を受けにくく、低湿度下でも適度な保湿性を維持するため、湿度が高くても低くても差が出ず、安定した保湿性を発揮します。

 

その他、滑らかで粘り気のあるテクスチャーを作り、さらに分離を防止することで成分の安定性と高める役割があり、

乳化剤を入れなくても粘りけを作り、肌に伸ばしやすくなるため、特に脂性肌用の化粧水や乳液などに使用されます。

このような機能を持っていることからヘアケア製品、スキンケア化粧品、リキッド系アイメイクアップ化粧品、まつげ美容液などに配合されます。

 

類似したものにデキストリンがあり、これはデンプンを加水分解した多糖類です。

参考:デキストリン

化粧品を固形化したり、エキスの顆粒化、粘度の調整などに使われますが、難消化性デキストリンとして便秘解消やダイエット用の健康食品などに使われることもあります。

 

その他、医薬品として使用される場合は代用血漿として大量出血の際に投与されたり、酵素安定化剤として添加されたりします。

 

デキストランの安全性

ショ糖から作られるもので、歯の歯垢にも含まれる成分であることから、安全性は高いと考えられています。

薬剤として経口摂取した場合は各種の副作用があり注意が必要ですが
(心臓に負担をかける危険性や、肝臓障害、出血、脱水症状、血圧降下など)

10年以上の使用実績があり、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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