レシチン(シャンプー成分辞典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

レシチンはあらゆる動植物の細胞の中に存在する成分で、医薬品やサプリなどにも使用されています。

シャンプーなどに使用する場合は、乳化補助剤、保湿剤、各種成分の頭皮への浸透促進、界面活性剤(洗浄成分)の刺激緩和、感触改善のためのヘアコンディショニング剤として使用されます。

 

レシチンの特徴

レシチンは、リン脂質と呼ばれる脂質の一種で。自然界の全ての動植物の細胞中に存在しており、特に脳や神経組織などに多く含まれ、細胞膜の主要な構成成分です。

 

体内ではあらゆる細胞の膜に含まれており、生理機能を担い、神経伝達物質のアセチルコリンをつくる際にも必要とされます。

学習や記憶、睡眠、脂質の代謝にも関わっており、肝臓を保護する働きもあります。

 

化粧品などに配合される場合は、水素添加大豆レシチンが、保湿剤、乳化剤としてクリームや乳液などに配合されています。

 

レシチンの効能

レシチンをサプリなどで摂取する場合

・記憶力や学習能力を高める効果
・アルツハイマー病や認知症を予防する効果
・動脈硬化を予防する効果
・肝機能を高める効果
・美肌効果

シャンプーや化粧品などに配合される場合は

・乳化
・リポソーム形成による効果促進作用
・保湿作用
・界面活性剤に対する刺激緩和作用
・ヘアコンディショニング作用

乳化

乳化とは、混ざり合いにくい二種類の液体を、微細な粒子の状態に均一に分散させ、混ぜ合わせることをいいます。

シャンプーに使われる場合は、シャンプーに含まれる水と界面活性剤を、均一に混ぜ合わせるために使われますが、天然の乳化剤ということで、化学合成の乳化剤と比較すると乳化作用は低く、

オーガニック製品などでメインの乳化剤として使われる事はありますが、通常のシャンプーの場合は補助の乳化剤として使用されています。

 

リポソーム形成による効果促進作用

リポソームとは、医療分野においては、そのままでは皮膚に浸透しない成分をリポソームと呼ばれる閉じた球状の閉鎖小胞を形成することで、安定性を保持したまま皮膚内へ浸透させるDDS(Drug Derivery System:ドラッグ輸送技術)とよばれる医療技術に応用されており、

化粧品においてもレシチンは有効成分を皮膚に浸透させるリポソーム形成剤として使用されています。

 

リポソームとして使用される場合は、製法上の都合からレシチンと一緒にエタノールやグリセリンが配合されていることが多いです。

 

保湿作用

レシチンは皮膚親和性が高く、外部の環境条件の変化に関係なく、角質層の水分保持および角質層水分量が増加する事が知られています。

 

界面活性剤に対する刺激緩和作用

洗浄成分である界面活性剤はシャンプーには最も多く配合されており、比較的刺激が強い成分です。

レシチンにはこの界面活性剤の刺激を緩和する作用があります。

 

ヘアコンディショニング作用

レシチンにはリンス効果があり、シャンプーを使用中、そして使用後の感触向上に効果があります。

 

分類:皮膚コンディショニング剤、乳化剤

英:Lecithin

 

レシチンの安全性

レシチンは通常の食材に含まれる成分であり、問題となる健康被害や副作用などは報告されていません。

他の医薬品との相互作用においても報告されていません。

サプリなどとして大量に摂取すると下痢や腹痛などが生じることがありますが、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題は無いと考えられます。

 

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