ポリクオタニウム-51は、毛髪や頭皮(皮膚)への保湿効果があり、界面活性能により毛髪や頭皮(皮膚)への吸着効果があることから毛髪に吸着し皮膜を形成しやすく、保湿機能のほかコンディショニング作用の向上効果や帯電防止効果があり、界面活性能を有する保湿剤として知られています。
ポリクオタニウム-51の特徴
界面活性能を有しているものの、シャンプーや化粧品への配合目的としては毛髪や頭皮(皮膚)への保湿効果が主であり、界面活性能により毛髪や頭皮(皮膚)への吸着効果があることから保湿機能やコンディショニング作用の向上効果があり、界面活性能を有する保湿剤として知られています。
主な効能としては
・保湿作用
・帯電防止
・水分量増加によるヘアコンディショニング作用
・毛髪保護作用
がありヘアケア製品以外にもディ&ハンドケア製品、メイクアップ化粧品、洗顔料、クレンジング製品、ボディソープ製品など様々な製品に広く使用されています。
ポリクオタニウム-51は毛髪に対する吸着力および被膜形成能が高いことから、ヘアコンディショニング作用および帯電防止など毛髪に対する複合的な効果目的でヘアケア製品に使用されています。
また、ポリクオタニウム-51は毛髪表面に皮膜を形成し、低湿度下でポリクオタニウム-51が水分を保持したまま皮膜内部に存在するため毛髪に対する保湿性が向上します。
さらに、ポリクオタニウム-51は、安全性が高く、界面活性能を有するため、製品に配合される他の界面活性剤の配合量を低減できることから、保湿性などの効果を主としつつも界面活性助剤として処方されこともあります。
分類:皮膜形成剤、保湿・湿潤剤
英:Polyquaternium-51
ポリクオタニウム-51の安全性
界面活性剤としての能力があるものの、医療機器分野でコンタクトレンズの保存液やケア用品、医療分野では体内に使用する人工医療機器に用いられており、安全性は高いと考えられます。
20年以上の使用実績があり皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。
シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。
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