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洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)の特徴や使い方

シャンプーの基礎知識

 

洗い流さないタイプのトリートメントはお風呂から上がった後でも使えることからアウトバストリートメントとも言われます。

この洗い流さないタイプのトリートメントとはどんなものなのか、その特徴や使い方などについて解説します。

 

洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)

洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)とは

トリートメントは、傷んだ髪に補修成分を浸透させることで、ダメージヘアーをリカバリーするためのものです。

そして、洗い流すタイプのトリートメントは、シャンプーが終わった直後に濡れた髪に使うのに対して、洗い流さないトリートメントは、濡れた髪、乾いた髪の両方に使用できるのが特徴です。

 

水を切った後の濡れた髪につければ、洗い流すトリートメントと同じように髪の内部にまで補修成分を浸透させることができます。さらに、ドライヤーの熱から髪を守る効果もあります。

乾いた髪に使用すれば、保湿力をアップさせ、日中気になるパサつきを軽減したり、紫外線などによるダメージから髪を守ったりと様々なメリットがあります。

もちろん洗い流さないタイプですから、髪に付けた後洗い流す必要はありません。

 

髪を洗い流している人

各種の洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)の特徴

洗い流さないタイプのトリートメントの特徴をまとめると

・コテ、ドライヤーなどの熱ダメージを軽減する。

また、ドライヤーによる乾燥やゴワつき、広がりを抑えてくれます。

・傷んだ髪を補修する。

・髪質を調整する。

トリートメントのタイプによりしっとりさせたり、サラサラにしたりと使い分けができます。

 

髪にドライヤーをあてている女性

 

また洗い流さないタイプのトリートメントは大まかに3種類ほどあります。

・オイルタイプ

・ミルクタイプ

・ミストタイプ

オイルタイプ

主成分が油分なので、表面をコーティングする効果に優れていて、髪に美しいツヤを与え、また、他のタイプよりも熱に強く、ドライヤーやヘアアイロンなどによる熱ダメージから髪を守る効果が高くなっています。

髪の内部の傷みを修復するというよりは、ダメージが進行しないように外側をコーティングして髪を保護するために使用します。

 

ミルクタイプ

乳液のように、油分と水分の両方がバランス良く配合されています。水分と油分が均一に浸透することで、乾燥して硬くなった髪を柔らかくし、保湿する効果が高くなっています。

 

ミルクタイプを効果的に使うため、髪が濡れている状態で使います。髪がある程度濡れていることで、髪の内部にトリートメントの栄養分を十分浸透させることができ、特に硬い髪の人やくせ毛の人、軽い仕上がりにしたいという人に、効果があります。

ただし、ドライヤーなどの熱から保護する効果は少なくなります。

 

ミストタイプ

他のタイプよりも、水分量が多めになっています。トリートメント成分が水分に溶けた状態なので、髪への浸透力が高く、補修力・保湿力に長けています。

 

油分が少ない分、しっとりとしませんが、液状なので髪の内部に浸透しやすく、髪の毛にハリとコシを与え、さらさらにしてくれます。

直接手で髪につける必要がないので手が汚れず、かつ携帯にも便利なコンパクトな形状のものが多くなっています。タオルドライ後の濡れた髪にトリートメント目的で使っても、乾かしてからスタイリング目的で使っても良く、使い勝手が良いタイプです。

 

ヘアケア用品

洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)の使い方

洗い流さないタイプのトリートメントの使い方はそれぞれのタイプによって若干変わってきますが、基本的には次のような使い方になります。

シャンプーをしっかりする

汚れた髪の上からコーティングしちゃうと、髪に悪影響がありますし、汚れを固めてしまうと髪がごわごわになっちゃいます。

 

濡れた髪をタオルで乾かしている女性

タオルドライで髪をある程度乾かす

タイプによっては多少水分が残っていた方がよいものもありますが、特に指定などなければ、タオルドライで髪の水気を取ります。

水分でべたべたの髪だと、トリートメントの成分が髪の毛に馴染みにくくなります。

トリートメントを髪につける

洗い流さないトリートメントを適量、手のひらに出し、手ぐしを使って髪に馴染ませていきます。

最初に髪の中間から先に付けた後、根本付近にも伸ばしていきます。

洗い流さないタイプのトリートメントは、当然、洗い流さないので、そのまま残ってしまいますから、頭皮にはつけないように注意しましょう。

安全な成分で作られてはいますが、頭皮に長時間付いたままだと、頭皮に悪影響がある場合があります。

つけ終わったらくしで髪をとかす

手ぐしで、洗い流さないトリートメントをつけ終わったら、仕上げにくしでとかして、トリートメントが髪に均一になるようにくしでとかします。

 

ドライヤーで完全に水分をとる

最後に、ドライヤーで髪を完全に乾かします。

なるべくドライヤーは離して、熱風がもろに髪に当たらないように注意しましょう。

風が冷たくなっていても、いったん熱風になった段階で空気は乾燥しているので、髪を乾かすのには充分。髪はタンパク質でできているので熱風が当たると髪が傷んでしまいます。

 

ドライヤーで髪を乾かしている人

 

まとめ

洗い流すトリートメントは髪の内側と外側から髪をケアするので、トリートメント効果が高くなりますし、成分が内部に浸透して数日間は保持されますから、毎日行う必要はありません。

また内部からの髪の補修効果が高いので、髪のダメージが酷い場合や髪がうねるような場合により効果が期待出来ます。

 

一方、洗い流さないトリートメントは、主に髪の外側の補修がメインで、使用後に洗い流す必要がないので、洗い流すトリートメントと比べて、より手軽に髪をお手入れすることができます。

外部からの補修がメインになるので、髪がぱさつくとか、髪のツヤをより出したいという時に効果があります。

ただし洗い流さないトリートメントはどちらかというと、髪を外部から保護することや、スタイリング剤的な役割が大きく、毎日のシャンプーで流れ落ちるので、シャンプーの都度、使用する必要があります。

トリートメントの使い方、正しい手順は?コンディショナーは使ってもいいの?

 

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