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ミリスチン酸イソプロピル(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

ミリスチン酸イソプロピルはヤシ油やパーム核油から得られるミリスチン酸とイソプロパノールの化合物です。

油液ですが、無色透明で粘度が低いことから、比較的さっぱりとした感触が特徴。

髪や頭皮に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性が有ります。

 

ミリスチン酸イソプロピルの特徴

ヤシ油やパーム核油から得られるミリスチン酸とエタノールに似た性質をもつイソプロパノールの化合物です。

油液ですが、無色透明で粘度が低いことから、比較的さっぱりとした感触が特徴。

化粧品などに配合される目的は

・混和

・エモリエント効果

・溶剤

これらの目的でコンディショナー製品、トリートメント製品、アウトバストリートメント製品のほか、化粧品にも広く使用されている成分です。

混和

ミリスチン酸イソプロピルは鉱物油と植物油など相溶性の低い油性成分同士を媒介することで安定に混ぜ合わせることが出来ます。

エモリエント効果

ミリスチン酸イソプロピルは油性感の少ないさらっとした感触をもち、髪や頭皮に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性が有り、化粧品だけでなくヘアケア製品にも広く使用されています。

溶剤

ミリスチン酸イソプロピルは溶剤性に優れ、色素成分や香料を均一に溶かし込む働きがあります。

 

分類:結合剤、香料、エモリエント剤

英:Isopropyl Myristate

 

ミリスチン酸イソプロピルの安全性

医薬品添加剤として外用剤などにも使われています。

化粧品などへの40年以上の使用実績があり、皮膚刺激性はほとんどなし~最小限、皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどなしとされています。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられますが、毒性は弱いものの、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある表示指定成分のひとつで、敏感肌の方が使用する場合には注意が必要かもしれません。

 

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