イソステアリン酸ポリグリセリル-10は、各種成分を水と混ぜ合わさりやすくするための親水性乳化の目的で配合されます。
イソステアリン酸ポリグリセリル-10の特徴
イソステアリン酸ポリグリセリル-10は、多価アルコールエステル型のポリグリセリン脂肪酸エステルに分類される非イオン性界面活性剤(ノニオン性界面活性剤)です。
一般的に化粧品などに使われているイソステアリン酸ポリグリセリルの特性としては
イソステアリン酸ポリグリセリル-2:親油性
イソステアリン酸ポリグリセリル-4 :親油性
イソステアリン酸ポリグリセリル-10:親水性
となっています。
シャンプーや化粧品に配合される目的は水に溶けやすくするための親水性乳化になります。
注:乳化とは、互いに溶け合わない2種の液体の一方が微細な液滴(乳化粒子)となり他方の液体中に均一に分散されることをいいます。
医薬部外品表示名:モノイソステアリン酸ポリグリセリル
分類:乳化剤、エモリエント剤
英:Polyglyceryl-10 Isostearate
イソステアリン酸ポリグリセリル-10の安全性
イソステアリン酸ポリグリセリル-10は、医薬部外品原料として登録されており、化粧品などへの20年以上の使用実績があり、皮膚刺激性:ほとんどなし、眼刺激性:ほとんどなし-最小限、皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなしとされており
シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。