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キャンデリラロウ(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

キャンデリラロウは、キャンデリラ草(Candelilla)の茎から抽出・精製して得られる植物性固体ロウです。

他の油性原料に添加することで硬さを上げる機能が優れていて、また比較的高温でも溶けにくくする作用があるほか、油性原料の表面のツヤ、光沢を増加させます。

植物性ですからミツロウ(動物由来の製品)に代わるビーガン用のロウで、頭皮のコンディションを整え、柔らかくする効果も期待されます。

 

キャンデリラロウの特徴

キャンデリラ草(Candelilla)の茎から抽出・精製して得られる植物性固体ロウです。

主にガムやチョコレートのコーティング剤や化粧品の基剤として使用されます。

シャンプーなどに配合される目的は

・油性成分の硬さ向上による感触改良
・耐温性向上による安定化
・ツヤ・光沢

 

注:ビーガン:徹底した菜食主義(者)のことで、「完全菜食主義者」と訳されることもあります。肉や魚に加えて、卵・乳製品などの動物由来の食材を口にしないだけでなく動物由来の製品を使用することも拒否します。

油性成分の硬さ向上による感触改良

他の油性原料に添加することで硬度を上げる機能が優れています。

 

耐温性向上による安定化

融点が66-71℃と高く、油性原料に添加し融点を上げることで、耐温性を向上させます。
(高温で溶けにくくする)

 

ツヤ・光沢

油性原料の表面のツヤ、光沢を増加させます。

植物由来の成分ですからミツロウ(動物由来の製品)に代わるビーガン用のロウでもあります。

増粘剤や硬化剤、皮膚軟化剤、スキンコンディショナーなど、多くの利点があり、また、頭皮のコンディションを整え、柔らかくすることが分かっています。

 

分類:収れん剤、乳化安定剤、皮膜形成剤、香料、皮膚コンディショニング剤、閉塞剤、非水系増粘剤

英:Euphorbia Cerifera (Candelilla) Wax

 

キャンデリラロウの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

キャンデリラロウ(Candelilla Wax)は、米食品医薬品局(FDA)によって安全であると見なされている成分です。

米食品医薬品局(FDA)HP(英文)

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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