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アラニン(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

アラニンは疎水性(水に溶けにくい)のアミノ酸です。一般的には角質層水分量増加による保湿作用の目的で使用されるほか、ヘアコンディショニング剤に分類されます。

特にダメージを受けた頭皮の保湿機能に優れます。

 

アラニンの特徴

アラニン(alanine)とは、アミノ酸のひとつで、グリシンについで2番目に小さなアミノ酸で中性アミノ酸の脂肪族アミノ酸に分類される疎水性(水に溶けにくい)のアミノ酸です。

角質層水分量増加による保湿作用の目的で使用されます。

ちなみにアラニンは髪の毛の主成分であるケラチンを構成する19種類のアミノ酸の一つです。

 

疎水性アミノ酸の皮膚透過性について、健康な皮膚においては時間と共にに穏やかに皮膚から吸収される一方、バリア機能が低下した皮膚においては健康な皮膚よりも吸収されやすいという特性を有しています。

このため、健康な皮膚においては、角質層がバリアの役割を果たしているため、アミノ酸は経皮吸収されにくく、また経皮吸収に時間がかかることから、即効的な保湿効果はあまり期待できませんが、時間と共に少しずつ経皮吸収されることから、持続性のある穏やかな水分保持剤として機能します。

また、肌荒れや皮膚炎などを有するバリア機能が低下した皮膚においては、健康な皮膚と比較して格段に高い経皮吸収性を示すことから、優れた水分保持剤になると考えられます。

 

また、下記の成分と同時に配合されている場合は、他のアミノ酸やアミノ酸関連物質とあらかじめ混合された複合原料として配合されている可能性があります。

ベタイン、PCA-Na、PCA、ソルビトール、セリン、パリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、メチルパラベン、プロピルパラベン、アスパラギン酸、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、タウリン、リシンHCl、ヒスチジンHCl、セリン、乳酸Na、アラントイン、BGなど

 

分類:ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤

 

アラニンの安全性

30年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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