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BG(1,3-ブチレングリコール)(シャンプー成分辞典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

BG(1,3-ブチレングリコール)は主に保湿剤として使用されます。

そのほかには細菌の増殖を抑える効果があることから防腐剤の効果を高める効果のほか、植物からエキスを抽出する際の溶媒として使用されるため、植物エキスを配合した際に、BGが少量、混ざり込むこともあります。

 

BG(1,3-ブチレングリコール)の特徴

化粧品などの基本成分(基材)として広く使われている成分で、保湿、防腐剤の補助、溶剤として広く使用されています。

 

保湿性のある液状の水溶性成分で、グリセリンよりもサラっとした使用感でべたつきも少なく、頭皮や肌の潤いを保つ保湿目的で用いられます。

また、抗菌効果を向上させる効果もあるため、多くの製品で使用されています。

単独では十分な抗菌作用は得られず、他の抗菌剤・防腐剤と組み合わせることで抗菌効果が高くなり、強い作用がある抗菌剤・防腐剤の配合量を減らすことができます。

 

そのほかには皮膚表面から空気中に水分が蒸散される皮膚水分蒸散量を押さえる効果が高いことから、頭皮や皮膚のバリア機能改善作用が期待できます。

臭いはほとんど無く無色透明です。

 

その他、植物エキスを抽出するための溶媒として使われることから、一緒に混ざり込む場合もあります。

BGは、基剤として使用される場合は配合量が多いため、成分一覧表示では最初のほうに記載されることが多くなります。逆に、成分一覧表示の後ろの方にBGの記載がある場合は、植物エキスなどの抽出溶媒として混ざり込んでいる可能性が高いと考えられます。

参考:シャンプーや化粧品の成分表示は、配合割合の高いものから順番に記載されています。

 

医薬用クリーム、化粧用ローション、クリーム、乳液(スキンケア用品)洗顔料、洗顔石鹸、シャンプーなど様々な製品に使用されています。

 

分類:香料、皮膚コンディショニング剤、溶剤、減粘剤

英:Butylene Glycol

 

BG(1,3-ブチレングリコール)の安全性

50年以上の使用実績があり皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどないことからシャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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