オリーブ果実油は、オリーブの果実から得られる脂肪油(植物油脂)です。
酸化に対する安定性が高く、油性基剤としてオイル製品を中心に使用されています。
閉塞性により髪などからの水分蒸発を抑え、髪に柔軟性や滑らかさを付与、人間の皮脂と組成が似ており、アレルギー反応が出にくく、皮脂膜となって紫外線から髪を守る効果が期待できます。
オリーブ果実油の特徴
オリーブ果実油はオリーブ(学名:Olea europaea 英名:olive)の果実から得られる脂肪油(植物油脂)です。
成分の70%以上はオレイン酸で、その他リノール酸、パルチミン酸、ステアリン酸などが含まれるほか
微量成分としてトコフェロール(ビタミンE)やβ-カロテンなどの抗酸化物質が含まれることから油脂としては抗酸化作用が比較的高い成分となっています。
化粧品などへ配合される目的は
・油性基剤
・エモリエント効果
・セッケン合成のための基剤
・溶剤
などに使用されます。
オリーブ果実油は酸化に対する安定性が高く、化粧品などで油性基剤としてオイル製品を中心に使用されています。
オリーブ果実油は閉塞性により髪などからの水分蒸発を抑え、髪に柔軟性や滑らかさを付与することから、ヘアケア製品に広く使用されています。
また、セッケン材料の油脂として使用される場合があります。
セッケン(石ケン素地、石けん、せっけん、石鹸)(シャンプー成分事典)
人間の皮脂と組成が似ており、アレルギー反応が出にくく、皮脂膜となって紫外線から髪を守る効果が期待できます。
分類:香料、閉塞剤、溶剤
英:Olea Europaea (Olive) Fruit Oil
オリーブ果実油の安全性
オリーブは食品や医薬品としても広く使用されています。
化粧品などへの40年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどなしとされています。
シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。