カミツレ花とは、ハーブで有名なカモミールの日本名で、カミツレ花エキスはカミツレ花から抽出して得られるエキスです。
抗炎症作用、収れん作用、抗菌作用、血行促進作用、かゆみ止めの作用があり、シャンプーや化粧品など様々な製品に使われています。
カミツレ花エキスの特徴
キク科植物カミツレ:ジャーマンカモミール(学名:Matricaria recutita = Matricaria Chamomilla:カモミール)の花から水、エタノール、BG(1,3-ブチレングリコール)、またはこれらの混合液で抽出して得られるエキスです。
主な成分は
・精油:ビサボロール、カマズレン(消炎成分)
・テルペンアルコール(抗菌、鎮静、皮膚軟化)
・フラボノイド類:アビゲニン(かゆみ止め)、ルテオリン(抗酸化作用など)
・アズレン(抗炎症作用)
カミツレ花は、カモミール(ジャーマンカモミール)と言った方が通りは良いでしょう。
カモミールはハーブティーとして親しまれており、薬用ハーブとして胸焼け、胃炎、生理痛、冷え症、不眠、皮膚炎、口内炎など幅広い薬効を有しています。
シャンプーや化粧品に配合される場合は、
・抗炎症作用
・収れん作用
・抗菌作用
・血行促進作用
・かゆみ止め
その他スキンケア化粧品、日焼け止め製品、洗顔料&洗顔石けん、ヘアケア製品、洗浄製品、メイクアップ化粧品などに使用されます。
期待される具体的な効能としては
・肌の引き締めや血行促進
・ニキビや湿疹の改善
・かゆみ、乾燥肌の改善
・紫外線による色素沈着を押さえる
・肌のターンオーバーを促進
分類:香料、皮膚コンディショニング剤、閉塞剤
英:Chamomilla Recutita (Matricaria) Flower Extract
カミツレ花エキスの安全性
30年以上の使用実績があり、健康な皮膚を有する場合において、皮膚刺激性および眼刺激性はほとんどなく、シャンプーなどへの配合量や通常の使用において安全性に問題のない成分であると考えられます。
ただし、キク科植物にアレルギーを有する場合、まれにアレルギー反応が出る場合があります。
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