ラノリン脂肪酸(シャンプー成分事典)

 

ラノリン脂肪酸は羊の皮脂から得られる成分で、人間の皮脂と成分的にも似ており、頭皮や皮膚への親和性が高く保水能力も高い、また、髪に光沢を与える効果も有ります。

 

ラノリン脂肪酸の特徴

ラノリン脂肪酸は羊の皮脂分泌物を精製して得られる動物性ロウです。

シャンプーや化粧品に配合される場合は、

・抱水性エモリエント作用

・光沢付与

これらの目的で、シャンプー、スキンケア化粧品、スティック状メイクアップ製品、メイクアップ化粧品、ボディ&ハンドケア製品などに使用されています。

 

抱水性エモリエント作用

ラノリンは古くから保水能力が高いことが知られており、この保水能力はラノリンがもつ多様で複雑な構造の中に水分が分散して保持される現象によるものと考えられています

また、ラノリンは人の皮脂膜と類似した組成であることから、頭皮や皮膚への親和性が非常に高く、また柔軟性にも優れており、優れたエモリエント剤として知られています。

注:皮膚の表面に滑らかに伸び、皮膚から水分を蒸散させない油溶性の成分を「エモリエント剤」と呼ぶ

 

光沢付与

ラノリンは高い光の屈折率を有しており、ツヤ感を付与する目的で使用されています。

 

その他

・ラノリン脂肪酸には毛髪のキューティクルを補修する成分がある。

・アルコール製剤と一緒に使用すると髪が乾いた後にしっとり感を付与する。

・シャワージェルと一緒に使用すると洗い上がりのしっとり感を付与する。

 

浸透剤、調整剤、保護膜形成剤、過脂肪剤、洗浄剤

 

ラノリン脂肪酸の安全性

・50年以上の使用実績
・皮膚刺激性:ほとんどなし
・眼刺激性:ほとんどなし
・皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし

かってはラノリンのアレルギーが問題になっていましたが、原因はラノリン中の遊離アルコールであるとされており、現在は一般的に遊離アルコール類を除去した吸着精製ラノリンが使用されています。

・皮膚感作性(皮膚炎を有する場合):ほとんどなし

シャンプーや化粧品への配合量や通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

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