記事内に広告を含む場合があります。

塩化Na(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

塩化Naとは、いわゆる塩の成分です。陰イオン界面活性剤(洗浄成分)の水溶液に塩化Naを加えると粘度が増大するほか、乳化物の安定性を高め、溶液に溶けない成分を溶液中で均一に安定させるために使用されます。

 

塩化Naの特徴

いわゆる塩です。もっとも、塩・食塩は塩化ナトリウムを主成分としながら様々なミネラルを含んだものであり、純粋な塩化Na(塩化ナトリウム)とは異なります。

塩化Naを配合する理由としては

・増粘調整

・乳化、懸濁安定化

が挙げられます。

 

増粘調整

陰イオン界面活性剤(洗浄成分)の水溶液に塩化Naを加えると粘度が増大します。

このためシャンプー、ボディソープ、洗顔料、クレンジング、ハンドソープなど洗浄系製品に広く使用されています。

 

乳化、懸濁安定化

乳化物の安定性を高める目的でリキッドファンデーション、アイシャドー、マスカラ、チーク、コンシーラー、乳液、フェイスクリームなどに配合されています。

懸濁安定化:溶液中に含まれる溶液に溶けない成分が均一に分散した状態を長期間保持する作用。

 

分類:香味剤、口腔ケア剤、親水性増粘剤

英:Sodium Chloride

 

塩化Naの安全性

50年以上の使用実績があり、皮膚刺激性もシャンプーなどへの配合範囲内においてほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました