ヘマチンは、動物の血中のヘモグロビンを分離して合成され成分で、通常はグロビンという成分と結合した状態で存在しています。
髪の主成分のケラチンはグロビンと似ているため、ヘマチンを髪に使用するとケラチンと結合する力が働き、毛髪ダメージを補修してくれます。
また、抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制して毛母細胞やメラノサイト細胞の老化を防ぎ、抜け毛や白髪を予防する働きがあるほか、パーマやカラーリングをした後に毛髪に残るアルカリ性薬剤を落としやすくする作用が有り、パーマの持ちを良くしたり、カラーリングの褪色を防いだりする効果も期待できます。
ヘマチンの特徴
ヘマチンは動物(牛や豚)の血中のヘモグロビンを分離して合成される、有機鉄錯化合物で、通常はヘマチンはグロビンという成分と結合した状態で存在しています。
髪の主成分のケラチンはグロビンと似ているため、ヘマチンを髪に使用するとケラチンと結合する力が働き、露出したコルテックスをキューティクルに似た物質で覆い、毛髪ダメージを補修してくれます。
抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制して毛母細胞やメラノサイト細胞の老化を防ぎ、抜け毛や白髪を予防し、育毛効果が期待できるほか髪のダメージを軽減する働きもあります。
また、ヘマチンにはアルカリを除去する効果があり、パーマやカラーリングをした後に毛髪に残るアルカリ性薬剤を落としやすくなるので、パーマの持ちを良くしたり、カラーリングの褪色を防いだりする効果が期待できます。
またヘアカラーやパーマをした髪の残留アルカリを除去し、ダメージを防止するほか、 パーマ臭などをとる脱臭効果もあります。
分類:ヘアコンディショニング剤、抗ケーキング剤(粉状の物が、製造中または保存期間中に固化したり、粘着性を帯びるなどの変質するのを防ぐためのもの)
英:Hematin
ヘマチンの安全性
元の成分が血液なので、安全性は高いと考えられますが、使用され始めてから10年程度しか経っていないため、正確なデータはありません。
シャンプーなどへの配合量や一般的な使用において安全性に大きな問題は無いと思われますが、念の為に目立たない部分の皮膚でチェックしてみても良いと思います。
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