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両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)(シャンプー成分事典)

両性界面活性剤(アンホ界面活性剤) シャンプー成分事典

 

シャンプーやボディーソープなどの成分などを解説するときに出てくる界面活性剤に、両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)という成分があります。

両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)とはどういうものなのか、どういう性質があって、界面活性剤の中ではどういう位置づけのものなのかについて解説します。

 

界面活性剤の種類

界面活性剤の種類

陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)(シャンプー成分事典)

陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)(シャンプー成分事典)

非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)(シャンプー成分事典)

 

両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)とは

両性界面活性剤(Amphoteric Surfactant)とは、その分子中の親水基にアニオン基とカチオン基の両方をもっている界面活性剤のことです。

両性界面活性剤は、一般的には酸性の溶液中では陽イオン界面活性剤、アルカリ性の溶液中では陰イオン界面活性剤、中性溶液中では両性界面活性剤の性質を示します。

シャンプー、洗顔剤、ボディソープ、家庭用洗浄剤等に幅広く使用されます。

両性界面活性剤の種類

両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)の働き

・陰イオン界面活性剤の洗浄力増大
・陰イオン界面活性剤の起泡力や泡持続性の向上
・陰イオン界面活性剤の増粘
・陽イオン界面活性剤または非イオン界面活性剤の可溶化
・陰イオン界面活性剤の刺激緩和
・乳化
・殺菌・抗菌
・陰イオン界面活性剤およびカチオン化高分子との併用によるヘアコンディショニング作用

メインの洗浄成分などとして使用されることはほとんど無く、陰イオン界面活性剤の助剤や他の界面活性剤との相乗効果を目的として使用されています。

両性界面活性剤の構造の違いによる分類

一般に使用されているのは、ほとんどがカルボン酸塩型で、カルボン酸塩型は、さらにアミノ酸型とベタイン型に分類されます。

ベタイン型は皮膚や眼に対する刺激性が弱く、他の活性剤と組み合わせて洗浄性や起泡性を向上させる補助剤として広く使用されています。

 

分類:界面活性剤

英:Amphoteric Surfactant

 

両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)の安全性

一般的に両性界面活性剤(アンホ界面活性剤)は、界面活性剤の中では刺激が少なく、比較的安全性が高いと言われています。

 

 

 

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