化粧品などに配合されている育毛成分として有名なキャピキシルの主な成分です。
毛母細胞などの修復機能があることから、育毛効果が期待されています。
アセチルテトラペプチド-3の特徴
ミノキシジルを開発した化粧品会社では、アセチルテトラペプチド-3は
「4つのアミノ酸で構成され、極めて強力な細胞外マトリクスの修復作用を持つため、毛包の維持に働きかける。また、特定の試験条件において医薬品原料より優れた効能も確認されている」
というふうに紹介しています。
細胞外マトリックスの生産を助ける効果により弱った毛母細胞が活性化することで、育毛が促進されることが期待されます。
もう少し詳しく説明すると
アセチルデカペプチド-3(リジュリン)は、育毛において重要なFGFになります。
注:FGF(線維芽細胞増殖因子:Fibroblast Growth Factor)
人の体内にある蛋白質の一種で広範囲な細胞や組織の増殖や分化の過程において重要な役割を果たしています。
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファンから成るペプチドと酢酸など4つのアミノ酸が結合した成分で、直接的・積極的に育毛に関係してきます。
アセチルデカペプチド-3には皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの成分を補修・生成を促し働きを助けてくれる繊維芽細胞を活性化させ、増殖を促す作用があり、
毛母細胞などのダメージを修復するほか毛細血管の拡張作用があり、頭皮の血行を促進し、髪が生えやすい頭皮の状態に整えてくれることになります。
保湿剤や保潤剤として化粧品などにも使われる成分で、肌の内側から細胞を活性化させターンオーバーを正常化させる働きがあります。
分類:皮膚保護剤
英:Acetyl Decapeptide-3
アセチルテトラペプチド-3の安全性
副作用については特に報告されていません。
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