ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(シャンプー成分辞典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

植物性脂肪酸とアミノ酸(グルタミン酸、リジン)により作られた保湿・湿潤剤で、毛髪を保護、乳化やゲル化を効率的に行い、ヘアケア成分を保持し、ダメージヘアを修復する働きをするほか、角質層に浸透し、バリア機能をサポートします。

また香料の残存性が良くなるという意外なメリットも有ります。

 

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの特徴

陰イオン性ジェミニ型界面活性剤です。

植物性脂肪酸とアミノ酸(グルタミン酸、リジン)により作られた保湿・湿潤剤で、毛髪を保護、乳化やゲル化を効率的に行い、ヘアケア成分を保持し、ダメージヘアを修復する働きをするほか、角質層に浸透し、バリア機能をサポートします。

また香料の残存性が良くなるという意外なメリットも有ります。

主な用途としては

・乳化

・低濃度でのゲル化

・液晶構造形成によるバリア機能改善作用

・毛髪修復作用

・ヘアコンディショニング作用

・油性成分を毛髪に残りやすくすることによる香料などの香りの残存性向上

 

界面活性剤ですが洗浄成分としてではなく主に上記の目的で

シャンプー、ヘアコンディショニング製品、スキンケア化粧品、ボディ&ハンドケア製品、日焼け止め製品、ファンデーション、クレンジング製品、洗顔料など様々な製品に広く使われています。

乳化

乳化に関してはジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、低濃度で油の種類や配合量に関係なく乳化が可能であり、安定的な乳化物を得られます

また、油と水の界面張力を下げて乳化するのではなく、機械的に分散する事で乳化しているので、皮膚に塗った乳化物の皮膜は、汗や水分が付着しても再び乳化されにくく、しっとりみずみずしい使用感に加えて優れた耐水性を有した乳化物が得られるという特徴があります。

 

このような特徴から、顔料を安定して分散させる目的で紫外線散乱剤などに使われたり、汗や水分に対する耐水性を向上する目的で日焼け止め製品、ファンデーション、アウトバストリートメントなどに用いられています。

 

低濃度でのゲル化

また、一般的にゲル化には10%前後の非イオン界面活性剤が用いられますが、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは1%の低濃度でゲル化するため、ゲル化剤としてクレンジング製品をはじめ、ジェル系製品に使用されています。

 

液晶構造形成によるバリア機能改善作用

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、セラミドに似た働きがあり、角質層に浸透して肌のバリア機能を改善して、肌荒れを回復します。

さらに、コレステロールを併用することで液晶構造を形成することが明らかになっており、角層深部に浸透し乱れたラメラ液晶構造を再生することから、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaのバリア機能改善のメカニズムは、角質層でのラメラ液晶構造の再生に起因していると考えられます。

 

毛髪修復作用

毛髪修復作用については、パーマ剤やブリーチ処理によりダメージを負った毛髪をジラウロイルグルタミン酸リシンNaの水溶液に浸した実験で、ダメ ージ毛の太さや強度を改善する効果が確認されています。

 

ヘアコンディショニング作用

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaで乳化した乳化物は、お湯ですすいでも非常に多くの油性成分が毛髪に残ることが分かっています。

シャンプーやヘアケア製品に配合されている油性成分は、毛髪に付着してこそヘアコンディショニング効果が上がりますから、ヘアコンディショニングの効果が高いと考えられます。

 

油性成分を毛髪に残りやすくすることによる香料などの香りの残存性向上

香料は油性成分として配合されるのがほとんどであり、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaで乳化した乳化物は、陽イオン界面活性剤や非イオン界面活性剤と比較して、お湯で洗い流しても多くの香料が毛髪に残ることがわかっています。

シャンプーの香り、特に洗った後の良い香りや、長く残存することを重視する人も結構多いですね。

 

分類:保湿・湿潤剤

英:Sodium Dilauramidoglutamide Lysine

 

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどないことから、シャンプーなどへの配合量や通常の使用下において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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