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アロエベラ液汁(シャンプー成分事典)

アロエ シャンプー成分事典

 

アロエベラ液汁はアロエベラの葉肉から得られる、どろっとした粘性の液汁で、紫外線を防ぐ効果があり、保水、保湿力に優れています。

髪や頭皮への保湿効果や、頭皮環境の改善が期待されます。

 

アロエベラ液汁の特徴

アロエベラの葉肉から得られる、どろっとした粘性の液汁で、紫外線を防ぐ効果があり、保水、保湿力に優れています。

アロエベラの外皮を除去した葉肉を圧搾し、アロインという成分を除いて作られます。

注:アロインは下剤としての効果があるため、化粧品の成分として使用する場合には除去されます。

 

化粧品などに使用される際の主な効能としては

・皮膚を柔軟化させ、角質の水分量増加による保湿作用

・色素沈着抑制作用

・紫外線に対する紅斑抑制による抗炎症作用

 

アロエベラ液汁の主な成分は、エースマンナンというゼリー質に含まれる多糖体です。

また、マンノース、グルコースなど単糖類も含まれています。

その他の成分として、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、トレオニン、チロシン、バリンといったアミノ酸、健胃作用のあるアロエモジン、殺菌作用のあるアロエチン、抗腫瘍性のあるアロミチンやアロエウルシンなどが含まれています。

また、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12(シアノコバラミン)、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル類なども含まれています。

 

アロエベラ葉肉は化粧品などに使用される以外に、ヨーグルトなどの食品や飲料にも使用されています。

また、民間療法において、傷口をふさぐ効果や、痛みを沈静させる作用があることから、やけどの外用薬として、あるいは、葉肉に含まれているアロインが腸の蠕動運動を活発にすることから、便秘などの内服薬にも使用されています。

 

ちなみに、アロエベラ液汁と似た成分にアロエベラ葉エキスがありますが、違いは

アロエベラ葉エキスは、アロエベラの葉から水、アルコール、BG(1,3-ブチレングリコール)などを使用して成分を抽出し、アロインを除去して得られるエキスです。
(アロエベラ液汁とは抽出方法が異なる)

アロエベラ葉エキスには、アロエベラ液汁にある紅斑抑制による抗炎症作用は認められていません。

アロエベラ葉エキス(シャンプー成分事典)

 

分類:皮膚コンディショニング剤

英:Aloe Barbadensis Leaf Juice

 

アロエベラ液汁の安全性

シャンプーや化粧品などに使われる場合は、アレルギーやかぶれの原因となるアロインが除去されています。

アロエは食品や民間療法、医薬品にも使われており、化粧品などにも20年以上の使用実績があります。

皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどなく、シャンプーなどへの配合量や通常の使用下において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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