オーロラシャンプーはバレエジャポンから販売されているアミノ酸系のシャンプーで、髪を酷使するバレリーナのために低刺激と、育毛効果を重視して作られたシャンプーです。
このオーロラシャンプーの具体的な特徴や、どういう人に向いているシャンプーなのかについて解説します。
注:オーロラシャンプーは2021年に入って大幅リニューアルされています。
新タイプ、オーロラシャンプーについては下記記事をご覧ください。
オーロラシャンプーの特徴
バレリーナは踊っている最中に髪が邪魔にならないように、髪をオールバックにした上で後頭部で、きつく縛って、おだんご(シニョン)にしています。
さらに、髪が乱れないようにワックスを塗って固めていますから、髪の生え際や、髪に与えるダメージが強く
生え際の後退に悩まされているバレリーナも多く、そういうバレリーナの髪を守るために作られたシャンプーということになります。
ということでオーロラシャンプーは
・育毛や頭皮改善のための成分が豊富に配合されている。
・髪や頭皮のダメージを減らすために、低刺激な成分で作られている。
という点で際立っています。
これらの特徴についてもう少し具体的に解説すると
低刺激なアミノ酸系の洗浄成分を使っている
オーロラシャンプーにはアミノ酸系でも特に刺激が少ない洗浄成分を使っています。
メインの洗浄成分として使われているのは
ココイルグルタミン酸TEAやココイルメチルアラニンNa(アミノ酸系洗浄成分)で
さらにココイル加水分解コラーゲンKという最高級のコラーゲンペプチド系洗浄剤を配合し、ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)の添加で肌刺激性をさらに軽減
アミノ酸系の洗浄成分は洗浄力や泡立ちが良くないことから、別途、発泡剤や増粘剤などの泡立ちを良くする成分を多めに配合する例が多いのですが
低刺激にこだわった結果、刺激の強い発泡剤などの配合量を減らしているために、オーロラシャンプーはさっぱり感がしない、泡立ちが悪いという口コミが多くなっています。
特に、一般に広く販売されている、洗浄力が強くて刺激の強い高級アルコール系のシャンプーに慣れている人だと、泡立ちが悪く、ぬめぬめした液体で洗っているという感じがすると思います。
因みに、アミノ酸系のシャンプーは、髪や頭皮への刺激を減らすために、洗浄力を押さえた洗浄成分で、頭皮や髪についている皮脂を適度に残してくれるので
シリコンを配合してキシキシ感を押さえる必要は無く(ノンシリコン)また、コンディショナーやリンスで脂分を補ってやる必要もありません。
ですから、オーロラシャンプーはシャンプー単独で販売されており、セットで抱き合わせ販売されているコンディショナーなどはありません。
育毛成分が豊富に配合されている
オーロラシャンプーに配合されている育毛成分としては
など育毛剤かよと思えるほど多くの育毛成分が配合されています。
それぞれの成分を簡単に解説すると
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
育毛成分で有名なミノキシジルとほぼ同じ構造を持った成分で、血行を促進し、毛母細胞へ酸素や栄養分をしっかり補給することで毛髪の成長を助けることが期待されます。
ただし、ミノキシジルにある副作用はないものの、成長因子の分泌を促進させる効果は認められておらず、医薬品・医薬部外品の成分としてではなく、化粧品原料として認定されています。
アセチルテトラペプチド-3
同じく、育毛成分で有名なキャピキシルの2大成分の1つ(もう一つはアカツメクサ花エキス)で毛母細胞などの修復機能があることから、育毛効果が期待されています。
アカツメクサ花エキス(シャンプー成分辞典)
同、キャピキシルの2大成分の1つ。
アカツメクサエキスにはAGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する働きがあることや
女性ホルモン様の働きをするイソフラボンが豊富に含まれていることから、多くの育毛剤に使用されています。
リンゴ果実培養細胞エキス
化粧品などにもよく使われるアンチエイジング成分で、頭皮に使用することで毛髪を成長させるための刺激を与え、毛包の老化を抑えます。
腐植土抽出物(フルボ酸エキス)配合
フルボ酸は太古の植物や海洋性生物などが堆積した、腐植土から分離し抽出される成分で、キレート作用があります。
キレート作用:皮膚にある有害な物質を除去し、代わりに有用なミネラルなどを補給する作用
フルボ酸配合シャンプーと言うことでオーロラシャンプーを選ぶ人もいるようです。
合成香料不使用、ローズオイル配合
オーロラシャンプーは頭皮への刺激を最小限にするために合成香料(アレルギーなどの原因になる)を使用しておらず、天然のローズオイルを香料として使用しています。
このため、合成香料の強い香りに慣れた人だと、ほとんど香りがしないという感想を持つ人も多いようです。
「良い香りのシャンプー」という条件でシャンプー選びをしている人も多くこの点ではオーロラシャンプーにマイナスポイントを付ける人もいます。
頭皮を保護する保湿成分、頭皮環境改善成分が豊富に配合されている
オーロラシャンプーの成分を調べて見れば分かりますが、アミノ酸系の洗浄成分と育毛成分以外は、ほとんどが保湿成分、頭皮環境改善成分で占められています。
オーロラシャンプーに含まれている保湿成分
・BG
・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
・ブッソウゲ葉エキス
・フムスエキス(フルボ酸エキス)
・白金(プラチナ)
・セラミド
・ヒアルロン酸Na
・水溶性コラーゲン
・カミツレ花エキス
・ビワ葉エキス
・イノシトール
・リンゴ果実培養細胞エキス
・ハイブリッドローズ花エキス
・グリセリン
・レシチン
オーロラシャンプーはどういう人に向いているか
オーロラシャンプーは、とにかく頭皮や髪の生え際にダメージを受けている人の為のシャンプーで、育毛成分や頭皮を保護する成分がこれでもかというほど、様々な物が配合されています。
注意する点としては3点
・アミノ酸系シャンプーなので洗浄力がマイルド
・比較的高価である
・合成香料を使っていないので香りがあまりしない
それぞれの事情を解説すると
アミノ酸系シャンプーなので洗浄力がマイルド
お湯シャンとか、アミノ酸系のシャンプーに慣れている人であれば特に違和感は無いと思いますが、
これまで、高級アルコール系(市販されているシャンプーのほとんど)のシャンプーに慣れている人だと、イマイチさっぱり感がないというか
そもそも、アミノ酸系というのはシャンプーの無かった時代の人が米ぬかや卵の白身(アミノ酸)を使っていたように、アミノ酸のぬるぬるした成分を使用して、汚れを落とすものですから
刺激は少ないのが、逆に、洗った感に乏しいように感じてしまうことが多くなります。
アミノ酸系のシャンプーは低刺激にするためにわざわざ洗浄力をマイルドにして、皮脂などを適度に残すようにしたものですから、あたりまえなのですが、慣れていないと違和感を感じる人は多いようです。
前のほうで述べたように、アミノ酸系のシャンプーは皮脂を適度に残してくれるので、髪をコーティングするためのシリコンは入っていませんし(ノンシリコン)、シャンプー後のコンディショナーやリンスも必要ありません。
比較的高価である
オーロラシャンプーは育毛成分や頭皮の保護成分を贅沢に使用しているので
一般的な市販のシャンプー(高級アルコール系)のシャンプーであれば1000円以下が普通なのに比べ、オーロラシャンプーは4000円台、公式サイトでまとめ買いしても3000円台ですから、価格から継続使用を躊躇してしまう人は多いです。
もっとも、アミノ酸系のシャンプーとしては、飛び抜けて高額なわけではなく、また、抱き合わせのリンスや、コンディショナーがないことを考えれば、リンスなどが必要な高級アルコール系のシャンプーと比べれば、実質半額と考えてもいいんですがね・・
やはり目先の金額を見て躊躇してしまうかも知れません。
合成香料を使っていないので香りがあまりしない
合成香料は結構、アレルギーとかの副作用があり、頭皮に悪影響がある可能性があることから、低刺激がウリのオーロラシャンプーでは天然のローズ油しか使用しておらず
強い合成香料の香りに慣れている人の「香りがほとんどしない」という口コミが多くなっています。
特に女性の方だと、化粧品やシャンプーを選ぶときに香りを重視する人が多く、この香りがほとんどしないというのは結構マイナスポイントになっています。
もっとも、男性でもオーロラシャンプーを使いたいという人は結構いて、そういう点では、シャンプー直後に、わずかにローズ(バラ)の香りがする程度という事で、男性でも、香りをあまり気にせず使えるというメリットは有ります。
まとめ
オーロラシャンプーは髪というよりは頭皮にダメージを負っていて、薄毛や、髪の生え際が気になる人の為のシャンプーだと言えます。
特徴としては
・低刺激
・頭皮をいたわる成分がしっかり配合されている
・様々な育毛成分が配合されている
という点が際立っています。
典型的なアミノ酸シャンプーの特徴が際立っていますから、刺激の強いサッパリとした洗い上がりを期待している人には向いていません
オーロラシャンプー公式サイト
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