メリアアザジラクタ種子油は、インド、南アジアなどの熱帯地方に自生、栽培されるメリアアザジラクタ(ニーム) の種子から得られる脂肪油です。
インドでは古くから民間治療薬として皮膚の病気などに使用されており、肌を整える効果があり、抗酸化作用、活性酸素の除去、保湿効果、色素沈着効果が期待できることから化粧品などにもよく使われる成分です。
メリアアザジラクタ種子油の特徴
インド、南アジアなどの熱帯地方に自生、栽培されるセンダン科の常緑樹メリアアザジラクタ:Melia azadirachta(ニーム) の種子から得られる脂肪油です。
メリアアザジラクタは「健康を与えるもの」という意味があり、和名は「インドセンダン」
主な成分としては、ニンビンやフラボノイド、精油、タンニンなどが含まれています。
肌のほてりやくすみを抑える働きがあるとされ、美容効果を期待する化粧品などに使われています。
皮膚のコンディショニングだけでなく、防腐効果、抗菌効果があるため、自然の保存料としても使用されます。
インドでは昔から、メリアアザジラクタ(ニーム)の葉、実、樹皮がミラクルニームと呼ばれ、伝統的治療薬として傷の治癒やニキビ、やけど、湿疹などあらゆる皮膚疾患に対し、外用、内服などで使われ、医薬品や化粧品の原料としても広く使われています。
抗酸化力が高く、アンチエイジングが期待できるオイルで、頭皮や肌の弾力性を高めることに効果があるといわれています。
保湿力が高く、オレイン酸やビタミンEが皮膚に馴染むことで、頭皮や肌を保護し、水分が無くなるのを防ぎ、乾燥に有効といわれています。
メラニン生成を抑制してくれるほか、活性酸素を消去し、活性酸素による色素沈着を抑制したり、皮膚の明度を高めて肌の透明感を向上させる効果もあることから化粧品にも広く使われています。
分類:保護剤、油剤、エモリエント剤、閉塞剤
英:Melia Azadirachta Seed Oil
メリアアザジラクタ種子油の安全性
医薬品としても使われている成分で、シャンプーなどに配合されている量からすると特に安全性に問題は無いと考えられますが詳細は不明
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