シャンプー成分事典

ＰＧ（プロピレングリコール）は保湿作用があるほか、防腐剤として単独ではなく他の防腐剤と併用されることがあり、溶剤や製品を安定させる作用にも優れていることから、化粧品などにも広く使用されている成分です。

ジオレイン酸PEG-120メチルグルコースは界面活性剤ですが、洗浄目的では無く刺激緩和、保湿剤、エモリエント剤、乳化剤や、特に洗浄剤の粘度調整に使われることの多い成分です。

オキシベンゾン-5は、製品自体の退色・変色防止のために配合される成分です。

ポリクオタニウム－50はメーカーにより2種類の製品がありシャンプーなど洗浄剤処方へ添加することで、クリーミーで弾力感のある泡にし、すすぎが早く、洗い流しやすくなるものと、使用後の毛髪に柔らかな仕上がり感やシリコーンのような滑らかさを与える製品の2系統があります。

非イオン性界面活性剤で、泡立ちや、増泡性の向上に優れた成分で、幅広いpHで使用可能で、抗菌性もあることから、石鹸やシャンプーなどに広く使用されています。

フリージアアルバの花から抽出したエキスで皮膚コンディショニング効果があるとされています。

ブドウ種子エキスは、ヨーロッパブドウの種子から抽出して得られる植物エキスで、抗酸化作用があることから紫外線（UV）からの毛髪の保護、頭皮の活性化などの効果が期待されます。

クロフサスグリ果実エキスは、クロフサスグリの果実のエキスで、含まれているアントシアニンは、抹消の血流を良くする働きがあります。一般的には、保湿成分として使用されています。

クロフサスグリ種子油は、クロスグリの種子から得られる植物油で、一般的にはエモリエント作用を期待して配合されますが、γ-リノレン酸の含有量が多く、湿疹、皮膚炎などの症状を減少させ、乾燥肌や荒れ肌を改善し、皮膚（頭皮）の滑らかさを改善する効果が期待できます。

ビルベリー果実エキスは、ビルベリーの果実のエキスで、アントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用の他、頭皮環境改善作用があります。