AGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性男性型脱毛症)の違いについて、それぞれの特徴や原因を簡単に解説してみました。
AGAとFAGAはどう違う?
AGA(Androgenetic Alopecia)は男性の脱毛症として有名ですが、女性もAGAになることがあります。
そして女性の場合はFAGA「女性男性型脱毛症(Female Androgenetic Alopecia)」「女性における男性型脱毛症」と呼ばれます。
男性のAGAと女性のFAGAの見た目の違いは
男性のAGAの特徴
・頭頂部の髪が少なくなり薄毛が進行する
・髪の生え際が後退する
AGAは、症状が始まった部分の毛髪が完全に抜けてしまう場合があることや、ジヒドロテストステロン(DHT)が多く存在する頭頂部や髪の生え際が局所的に薄くなるという特徴があります。
女性のFAGAの特徴
・細い髪の毛や、短い毛が増える
・髪の毛にハリやコシがなくなる
・これらのために髪の毛が全体的にボリュームダウンする。
・さらにボリュームが無いことから髪の毛の分け目から地肌が見えやすくなる
FAGAでは、女性ホルモンの分泌量の低下が原因になりますが、女性ホルモンの分泌量が減っても一定の量は分泌され続けるため、症状の出た部分が、はげ上がるということはなく、毛髪が細くなったり、短くなることで全体のボリュームが少なくなり、頭髪全体が薄くなる状態が、頭頂部を中心に広がっていきます。
AGAとFAGAの原因
AGAの原因
男性の脱毛症であるAGAでは、男性ホルモンの「テストステロン」が、体内にある酵素の「5αリダクターゼ」と結びつくことで「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質に変換され
この「ジヒドロテストステロン(DHT)」の働きで毛髪サイクルの生育期が短くなったり、脱毛を促進したりしてしまうことで薄毛の原因になります。
5α-リダクターゼが薄毛の原因になる理由とその働きを抑制する食べ物
FAGAの原因
女性の身体の中にも男性ホルモンであるテストステロンは存在しますが、その血中濃度は男性よりかなり少なく、およそ20分の1しかありません。
また髪を美しく保つ役割を持つ女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌も活発です。
ところが、加齢などの原因でエストロゲンの分泌量が減ると、男性ホルモンの割合が増え、薄毛や抜け毛につながりFAGAの原因になります。
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