フィチン酸(シャンプー成分事典)

 

フィチン酸は多くの植物がリンを組織内に貯蔵するための形態であり、フィチン酸は強力なキレート作用を有し、酸化の原因となる金属類の酸化を遅らせたり、変色を防止ことから、シャンプー以外にも食品や飲料の安定剤・酸化防止剤として使用されています。

フィチン酸はそのままでは油脂に溶けないので、乳化物に配合される場合は、レシチンなどに混ぜて使用されます。

 

フィチン酸の特徴

多くの植物がリンを組織内に貯蔵するための形態であり、フィチン酸は強力なキレート作用を有し、酸化の原因となる金属類の酸化を遅らせたり、変色を防止ことから、シャンプー以外にも食品や飲料の安定剤・酸化防止剤として使用されています。

 

参考:フィチン酸とキレート作用
キレート作用は金属イオンと結びつく作用のことです。フィチン酸は金属イオンと結びつきやすい性質を持っており、自然界では金属イオンと結びついた「フィチン」という形で存在します。

ここで、金属イオンと切り離したフィチン酸という形で製品の中などに入れると、キレート作用が働き様々な金属イオンと結びつきフィチンという形になります。

 

シャンプーなどに配合される目的は

・製品自体のキレート作用

・製品自体の酸化防止

 

英:Phytic Acid

 

製品自体のキレート作用

シャンプーなどの中に混ざり込んでいる金属イオンは、各種成分の酸化を促進し、異臭や変色の原因となったり、透明系の液体などに濁りや沈殿を生じさせたりするなど、品質劣化の原因となったり、有効成分の作用を阻害することがあるため、製品中の金属イオンの働きを抑制(封鎖)する目的でキレート剤(フィチン酸)が配合されます。

フィチン酸は、カルシウム、鉄、銅などの陽イオンのキレート剤として配合されます。

 

製品自体の酸化防止

フィチン酸は重金属類のキレート作用を有しているため、乳化物の酸化や変色の原因となる重金属類のキレートによる酸化防止目的で、乳化物に配合されます。

ただし、フィチン酸はそのままでは油脂に溶けないので、乳化物に配合される場合は、レシチンなどに混ぜて使用されます。

 

フィチン酸の安全性

フィチンは植物(食物)にも含まれる成分で、体内で消化される段階でフィチン酸に分解されて存在する物質でもあります。

極端に高濃度のものを使用するのではない限り(キレート作用が働いて大量のミネラル分が吸収されてしまう)、一般的にシャンプーに配合されている配合量や、通常の使用において、安全性に問題の無い成分であると考えられます。

 

 

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