アミノ酸シャンプーはどうして価格が高いのでしょう

 

アミノ酸シャンプーの価格は高い?

一般に市販されているシャンプーは、1本1000円以下のものがほとんどでしょう。

一方、サロンシャンプーなどとも言われるアミノ酸シャンプーの価格は、多くが3000~4000円台になっています。

 

何でこんなに高いの、価格に見合うだけの価値、つまり

アミノ酸シャンプーを使っただけで、髪がツヤツヤになるとか、抜け毛が止まるとかというような効果があるからなのか

なぜアミノ酸シャンプーは一般の市販のシャンプーに比べて高価なのか、分析してみたいと思います。

アミノ酸シャンプーと一般の市販のシャンプーの違い

アミノ酸シャンプーと一般の市販のシャンプーの大きな違いは洗浄成分です。

アミノ酸シャンプーの洗浄成分はアミノ酸系の洗浄成分

「ココイルグルタミン酸××」とかいうやつです。

 

一方、一般に市販されているシャンプーのほとんどは、洗浄成分に「高級アルコール系」と言われる洗浄成分を使用しています。

シャンプーの裏側には必ず、配合されている成分名が書いてあるはずですから、ちょっと見て見れば分かりますが

だいたい「ラウレス硫酸××」とか書いてあるはずです。

高級アルコール系のシャンプーの成分表示

市販のシャンプーのほとんどに使用されている、この高級アルコール系の洗浄成分というのは、安価で、洗浄力が優れているのが特徴です。

というと、問題無いように感じられるかも知れませんが

「洗浄力が優れている」というのがくせ者で

高級アルコール系のシャンプーで髪や頭皮を洗うと、綺麗さっぱり汚れと皮脂を洗い流してくれる

・・・で、何が問題なの??

 

頭皮や、髪についている皮脂ってのは、髪や頭皮を守るための天然のバリア、天然のオイルなのです。

これを根こそぎ洗い流してしまうと、髪はバサバサ、頭皮もカサカサ

そして、髪や頭皮を守るためのものが何もなくなってしまいます。

ですから、高級アルコール系のシャンプーには髪がバサバサにならないようにするために、髪のコーティング剤としてシリコンが入っています。

 

最近はこのシリコンが悪者にされちゃって、全く勘違いなことをしている人が多くなっていますが、本来、市販のシャンプー(高級アルコール系)のシャンプーにはなくてはならないものなんです。

そんでもってノンシリコンシャンプーが良いっていいながら、後からシリコンがたっぷり入ったコンディショナーでたっぷりシリコンを補っているものですから、ほとんど意味ないことしてるんですけど

因みに、シャンプー中に髪がキシキシしないようにするのがシャンプーに入っているシリコンの役目、髪を洗った後、不足している脂分(シリコン)を補うためのものがリンスやコンディショナーです。

 

逆に、皮脂を適度に残してくれるアミノ酸シャンプーはノンシリコン(シリコン=脂分を補う必要が無い)ですし、リンスや、コンディショナーも必要ありません。

また、皮脂が全く無くなってしまった頭皮は、身体の防衛反応として、必死で皮脂を作り出して、大量に頭皮に補うことになります。

その結果、頭がべとつく

そして更に、高級アルコール系のシャンプーで一生懸命頭皮の皮脂を洗い流すことで、もっと皮脂の分泌が活発になるという悪循環に陥って、頭皮トラブルに見舞われている人が出てくることになります。

アミノ酸系の洗浄成分は本当に高価なのか

高級アルコール系の洗浄成分を、石油系だとか、石油を原料になどと怪しげな事を言っている人がいますが

今どきのシャンプーの原料は、高級アルコール系にしろ、アミノ酸系にしろココヤシなどの植物油を原料にしています。

よくCMなどでボタニカル(植物系の)とか植物××とか宣伝してますけど、大概のシャンプーは原料がボタニカル(植物系)ですから、あまり意味はないというか

イメージ戦略なんですよね。

 

オーガニックとか植物系とか言うと、なんか髪や頭皮に優しいなんて錯覚をしてしまいそうですね、ほんとうはあまり関係ないんですけど。

そんでもって、大体が同じ原料(ココヤシなどの植物油)使ってますし、今どきの化学技術を使えば、どちらも同じように生産出来るんじゃないかと思います。

でも、なんでアミノ酸系の洗浄成分は高価なのかというと、常識から考えれば、流通量が少ないからということになります。

生産量が少なければ効率が悪く、どうしても同じ量辺りの価格は高くなってしまいます。

石油系シャンプー

 

そしたら、高級アルコール系より、アミノ酸系の方が髪や頭皮に優しいんだから、シャンプーをみんなアミノ酸系にすれば、安くなるんじゃないのという疑問がわくと思います。

ぢゃあ、何でアミノ酸系の洗浄成分の値段は下がらないのか

アミノ酸系の洗浄成分に慣れていない人が多い

先にシャンプーとして登場したのは高級アルコール系のシャンプーです。

安価だし、綺麗さっぱり汚れ(皮脂)を洗い流してくれるし、そもそも泡がジャブジャブ出て、すっきり感が半端ないです。

 

多くの人はその感覚に慣れているので

泡が出ないアミノ酸系の洗浄成分だと

・泡が出ないし、ヌメヌメして洗った感がない

・洗浄力が弱い

・洗った後のさっぱり感がない

などという悪評が出やすくなっています。

 

アミノ酸系はアミノ酸というくらいですから、米ぬかや卵の白身などのアミノ酸の力を使って汚れを落とすので当たり前なのですが

泡が出ない(当たり前)・・という悪評を減らすために、アミノ酸シャンプーには、わざわざ発泡剤と言われる泡立ちのための成分を配合しています。

 

そして、良心的なアミノ酸シャンプーは、刺激のある発泡剤を最小限にして=評判が悪い、それを避けるために大量の発泡剤を配合しているアミノ酸シャンプーもあります。

泡立ちが良い=洗浄力が強いというのは間違いですし、そもそもアミノ酸シャンプーは洗浄力をわざと落とした洗浄成分です。

 

ということでなかなかアミノ酸シャンプーは普及しないし、普及しないから値段も下がりません。

そして高価なアミノ酸シャンプーを購入する人は少ない

ということになります。

高級アルコール系のシャンプー
高級アルコール系のシャンプーの洗浄成分もボタニカル

 

アミノ酸シャンプーの値段が下がらないのは大人の事情も

普及しないから値段が下がらない、さらに、ますます普及しない

という問題がありますが、それ以外にもシャンプー界をめぐる大人の事情も、アミノ酸シャンプーの価格が下がらない状態に影響を与えていると思われます。

理由としては

・アミノ酸シャンプーを使う層が限られている

・コンディショナーやリンスがいらなくなる

アミノ酸シャンプーを使う層が限られている

アミノ酸シャンプーを使う人は、高価なこともありますが

頭皮や髪にトラブルを抱えているか、髪や頭皮の健康に対する意識の高い人で、しかも経済的に比較的恵まれている人ということになります。

そうなると価格を下げる努力よりも、高性能化を目指した方が、価格を高く維持することが出来、利益率も高くなります。

 

その結果、アミノ酸シャンプーの多くは

育毛成分や、高級な保湿成分がこれでもかというほど贅沢に使われている事が多くなっています。

となれば、下手に安価で販売するよりも、高品質、高機能をうたって、それなりの価格で販売した方が、返って売れることに繋がります。

 

シャンプーとコンディショナー

コンディショナーやリンスがいらなくなる

アミノ酸シャンプーが普及してしまって、値段が高級アルコール系のシャンプー並みまで下がってしまうとどうなるのか

アミノ酸系シャンプーは基本的にコンディショナーやリンスは必要ない!

 

アミノ酸シャンプーは適度に皮脂を残してくれるから、洗い終わった後でも脂分が髪をコーティングしていてキシキシしないし、キューティクルが逆立っていることもありません。

ですから、コンディショナーやリンスは必須でなくなります。

 

ダメージヘアーだからトリートメントを使うという人はいるかも知れませんが、多くの人はシャンプーしか使わなくなれば

シャンプーと必ずセット(抱き合わせ)で購入されるコンディショナーやリンスの市場はなくなり、売上げが半減するシャンプー会社はさぞ困ることになると思います。

こんなこともアミノ酸シャンプーが普及しない理由の1つになっているのではないかと疑っている私は、いつかシャンプー会社さんに刺されるかもしれないです。

アミノ酸シャンプーはなぜコンディショナーがいらないのでしょうか

まとめ

アミノ酸シャンプーの価格が高いのは、使われている洗浄成分が一般に広く普及していない成分のために、どうしても価格が高くなりがちです。

しかも、アミノ酸系の洗浄成分は、市販のシャンプーに配合されている高級アルコール系の洗浄成分に比べて、洗浄力を押さえてあることから来る性質が、多くの人にとっては違和感があり、このため、ますます普及しにくく、価格の高止まりにつながっています。

 

また、アミノ酸シャンプーの購入層の購買意欲に訴えるため、育毛成分や高級な保湿成分を贅沢に使っていることが価格の高値安定につながったり、大手シャンプー会社の販売戦略上の面からも普及が進まない事情があるかもしれません

良いシャンプーを見分けるために、3種類の洗浄成分の違いを知る。

 

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