記事内に広告を含む場合があります。

ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(シャンプー事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンはシャンプーやトリートメント、化粧品などに使用されるシリコン剤で、ベース成分、被膜形成剤に分類される成分です。

 

ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの特徴

シリコンオイルの一種で、無色透明な液体

ジメチコンと類似した性状・物性を有していて、メイクアップ化粧品、日焼け止め製品、スキンケア化粧品、ヘアケア製品、シート&マスク製品などにも使用されています。

主な用途としては

・感触改良

粘度が低く、油分のベタつき感を抑え、サラッとした軽い質感で、すべりや伸びに優れており、さらに他の成分が皮膚や毛髪上に広がるのを助ける働きをすることから、感触調整剤として広く使われています。

・皮膜形成

撥水性や潤滑性に優れたツヤのある被膜を形成するので、皮膜形成剤として広く使われています。

 

その他の効果として

・エモリエント効果

潤いと柔らかさを与え、滑らかで指通りの良い感触を生む

 

・髪や皮膚などの保護作用

保湿機能をサポートする。

 

・ツヤ感を演出する。

・撥水性(水をはじく)や潤滑性(感触を滑らかにする)

 

分類:消泡剤、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤

英:Diphenylsiloxy Phenyl Trimethicone

 

ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどなく、通常の使用において安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

シリコンはお肌や髪に付けても問題のない成分

最近の都市伝説で、シリコンは髪や頭皮にダメージを与えるから使わない方が良いなどという誤った情報が流れていますが、全くの誤りで、シリコンは医薬品や化粧品にも広く使われている、人畜無害な成分です。

高級シャンプーといわれるアミノ酸系のシャンプーにシリコンが使われていない(シリコンを入れる必要が無い)ことからノンシリコンシャンプーが良い→シリコン入りのシャンプーは髪や頭皮に良くないという誤った情報が流れているようです。

ノンシリコンシャンプーを使っても、コンディショナーなどにはしっかりシリコンが配合されているのが普通ですし、一般に市販されている高級アルコール系のシャンプーはシリコンを入れないと、髪をコーティングする成分がなくなって髪を傷めることがありますから、ノンシリコンをうたっている高級アルコール系のシャンプーには注意が必要です。

 

そもそも、髪の表面から皮脂を根こそぎ洗い流してしまうと、キューティクルが毛羽立ち、キシキシするのを防ぐ為のものがシリコンで、髪などをコーティングし保護するための成分ですし、化粧品などにも広く使われている成分です。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました