乳酸(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

乳酸は配合量が少量の場合にはPH調整剤として使われ、多めに配合されている場合には、皮膚や頭皮などの引き締め効果を狙った収れん作用のため、さらに多量の乳酸が配合されている場合は、古くなった角質などを取り去るためのピーリング用として使われます。

 

乳酸の特徴

強い吸湿性がある有機酸で、配合量が少なく乳酸Naと併用している場合はpH緩衝剤として使われ

配合量が多い場合は収れん作用、

さらに配合量が多い場合はピーリング用として使われます。

 

化粧品に配合される場合は、

・ピーリング作用
・収れん作用
・pH調整による緩衝

ピーリング化粧品、スキンケア化粧品、洗顔料・洗顔石鹸、ボディ&フットケア製品、洗浄製品、シート&マスク製品などに使用されます。

 

ピーリング作用

乳酸は代表的な化学的ピーリング剤のひとつとして、ざ瘡、老人性色素班、小じわなどの治療に医療用として使われます。

日本国内のピーリング化粧品では、穏やかな角質剥離作用(ピーリング作用)によって乾燥やターンオーバーの乱れなどで硬くなったり、ゴワついた皮膚表面を滑らかにする目的で

ピーリング化粧品、スキンケア化粧品、洗顔料・洗顔石鹸、ボディ&フットケア製品、洗浄製品、シート&マスク製品などに使用されています。

 

収れん作用

収れん作用(肌などの引き締め)に関しては、乳酸は酸性および親水性であり、酸性に寄せることで化学的に収れん作用を起こすことができるため、収れん性化粧水に使用されます。

注:収れん作用を持つ物質には止血、鎮痛、防腐などの効果があり、化粧品や医薬品として用いられます。

 

pH調整による緩衝

化粧品には、pHが変動してしまうと効果を発揮しなくなる成分や品質の安定性が保てなくなる成分などが含まれており、化粧品の内容物が大気中の物質に触れたり、皮膚などに存在する細菌類に触れたりしたときにpHが変動しないよう(品質を保つために)、緩衝剤のひとつとして乳酸(酸性)と乳酸Na(塩基性)との組み合わせて使用されています。

 

乳酸は分子が大きいため、皮膚の奥深くまで浸透することがないので、肌への刺激や負担が小さく、トラブルなどが起きにくいといわれています。

乳酸により、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が活発になり、古くなった角質の除去に効果があります。

 

分類:剥離剤、香料、保水剤、pH調整剤、保湿・湿潤剤、皮膚コンディショニング剤

英:Lactic Acid

 

乳酸の安全性

10年以上の使用実績があり、市販の国内大手メーカーにおける化粧品の濃度は1%未満かつpH4.6-6.1であり、非常に安全性が重視された処方となっているため、シャンプーなどに配合される量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、外国の製品には比較的濃度が高いものがあるほか、過敏な皮膚を有する場合に濃度やpHに関わらずスティンギング(ヒリヒリ感やかゆみ)が起こる可能性があるため、注意が必要です。

 

 

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