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エタノール(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

エタノールはいわゆるアルコールの成分で、抗菌、殺菌効果があるほか皮脂を取り除く効果が高く、頭皮の引き締め効果もあり、夏場などであれば清涼感も得られます。

ただし、頭皮トラブルがあるなどの場合は、配合量が多いと刺激が強く、頭皮にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

エタノールの特徴

エタノールは抗菌、殺菌効果のあるアルコール成分で、オイリー肌の人向けや、毛穴を引き締める、汗や皮脂の分泌を抑えるなどの効果があり、頭皮の引き締め(収れん作用)やかゆみやフケを抑えるためのスカルプシャンプーにも使われています。

皮膚表面の熱で揮発するので、スーッとした清涼感を得る事もできます。

 

ただし、エタノール入りのシャンプーは、皮脂を取り除く効果が高いことから、肌や頭皮を乾燥させてしまうという危険性があるので、配合量が多い場合は注意が必要です。

また、脂性で頭皮がべたべたするというような理由で、エタノール入りのシャンプーを使うと、皮脂が取り除かれ過ぎてしまって、かえってフケが増えたり、失われた皮脂を補う為に、より皮脂が分泌され、頭皮のべたべたがひどくなることもあります。

 

一般的にシャンプーや化粧品に配合される場合は

・揮発性による清涼作用

・抗菌・防腐

・香料、着色剤などを溶かし込む溶剤または植物エキスなどを抽出する溶媒

として使用されます。

 

分類:消泡剤、抗菌剤、収れん剤、香料、溶剤、減粘剤

英:Alcohol(Ethanol)

注:シャンプーの成分表示などではエタノールと表示されますが、一般的にはエチルアルコール(アルコール)のことを指します。化粧品国際的表示名称としてはAlcoholとなります。

 

エタノールの安全性

40年以上の使用実績があり、皮膚刺激性(健常な皮膚を有する場合)は、ほとんどなし~軽度

ただし、皮膚炎を有する場合は中程度かつ刺激を引き起こす可能性が高い

皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどなし

シャンプーや化粧品への配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられますが、皮膚への軽度の刺激があり、頭皮トラブル等がある場合は、問題が起こる可能性があります。

また、髪の保湿成分を壊してしまうので、髪がパサパサになる、カラーやパーマが抜けやすくなるといった影響が出ることもあります。

 

さっぱりした感触を得たい時に、たまに使用する程度ならそれほど危険ではありませんが、エタノールの配合量が多いシャンプーを日常的に使うことは避けた方がよいでしょう。

 

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