ラウレス硫酸アンモニウム(シャンプー成分事典)

 

高級アルコール系と言われる洗浄成分で、安価で洗浄力が強いことから、市販のシャンプーのほとんどに使われている洗浄成分(界面活性剤)です。

 

ラウレス硫酸アンモニウムの特徴

以前は洗浄力および起泡力が優れていることから、、「ラウリル」硫酸塩が広く使われていましたが、耐硬水性が悪く、低温での洗浄効果の低下、皮膚刺激性も懸念されることから、

現在はラウリル硫酸塩と比較して低温での溶解性が良好で耐硬水性が高く、さらに皮膚刺激性も低い「ラウレス」硫酸塩が広く一般的に使用されるようになっています。

・ラウリル硫酸塩:溶けにくく刺激が強い

・ラウレス硫酸塩:低温でも溶けやすく刺激が少ない

 

また、このラウレス硫酸塩にはナトリウム系とアンモニウム系がありますが

ナトリウム系は相対的に溶解性が低く、皮膚刺激性が高いのに比べ、アンモニウム系は脱脂力や洗浄力では劣るものの、溶解性の向上や軽い泡が生成でき、皮膚刺激性が軽減されるという特徴があります。

・ラウレス硫酸ナトリウム:洗浄力が高いが溶けにくく刺激が強い

・ラウレス硫酸アンモニウム:洗浄力はやや劣るが溶けやすく刺激が少ない

 

ということで、現在は市販の多くのシャンプーに「ラウレス硫酸アンモニウム」が使用されるようになっています。

 

ラウレス硫酸アンモニウムの安全性

・60年以上の使用実績
・皮膚刺激性:ほとんどなし-中程度の刺激を引き起こす可能性あり
・眼刺激性(眼をすすがない場合):濃度依存的に軽度-重度
・眼刺激性(眼をすすぐ場合):一過性の軽度の眼刺激が起こる可能性あり
・皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし-ごくまれに最小限の感作性を引き起こす可能性あり
・光毒性:ほとんどなし

 

シャンプーなど短時間の使用で皮膚から完全に洗い流すような製品において、通常の使用では安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、長時間皮膚に塗布するような使い方をした場合は、安全性に問題があると考えられます。

 

また、若年者や健康な人であれば、全く問題はありませんが、頭皮トラブルや、髪にダメージを受けているような人であれば、より刺激が少なく安全性の高いアミノ酸系の洗浄成分を使った製品を考慮しても良いでしょう。

 

良いシャンプーを見分けるために、3種類の洗浄成分の違いを知る。

 

 

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